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トチノキ(栃∥橡) トチノキ Aesculus turbinata Bl.

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世界大百科事典 第2版の解説

トチノキ【トチノキ(栃∥橡) Aesculus turbinata Bl.】

7枚の小葉からなる大型の掌状複葉と白い大きな円錐花序をつけるトチノキ科の落葉高木で,庭園樹,街路樹として植えられる(イラスト)。ときに高さ35m,直径4mにも達し,幹の樹皮は黒紫褐色で外層がはがれると波状の紋様が現れる。枝は太く張って広い樹冠をなし,小枝の先の冬芽は樹脂に覆われて粘る。葉は長い葉柄で対生し,小葉は5~7枚,柄がなく倒披針形で,縁に鈍い鋸歯があり,中央のものが最も大きく長さ25~40cmになる。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のトチノキ(栃∥橡)の言及

【地名】より

…低湿地をあらわすアクツ(圷)という地名が全国的に分布し,大和川流域ではアキツ(秋津),アト(吾斗),アンド(安堵)に変転(佳字化)しているが,こうした地名の存在によって古代地理を具体的に探ることができる。同県内にはトチノキは今はほとんどみられないが,《太平記》に吉野で大塔宮がトチの実を食べた記述があり,トチ関係の地名が250例以上もあるとすれば,古代・中世の植生の復元も可能であろう。植物だけではなく服部,錦部,忌部,鏡作,石作,刑部,春日部など部民制にもとづく地名の分布によって,古代豪族の職種,勢力圏などを推察することもできる。…

【団栗】より

…冷温帯の落葉樹であるナラ類やクヌギなどを食用とするには,さらに木灰や熱湯を利用した複雑な工程の渋抜きが行われていた。しかしこの地域ではトチの実(トチノキ)の利用が主となり,どんぐり利用の習慣はあまり残っていない。どんぐりの渋さの程度は種により異なり,それに応じて食用とされる頻度も異なる。…

※「トチノキ(栃∥橡)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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