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トロンヘイム トロンヘイムTrondheim

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トロンヘイム
Trondheim

ノルウェー中部,セールトレネラーグ県の県都。中世ノルウェーの首都。 997年にオーラフ1世が聖堂と王宮を建設。 1016年カウパングルからニダロスに改称。全ノルウェー最初の王とされるオーラフ2世は,30年に付近の戦いで敗死し,ここに葬られたが,その遺体をめぐって数々の奇跡が伝えられ,ニダロスは重要な巡礼地となった。 1152年には大司教座がおかれ,墓所上に建設されたニダロス大聖堂 (12~14世紀) は歴代ノルウェー王の戴冠式の場となった。経済的には,特に北部ノルウェーなどとの交易により繁栄したが,14世紀中葉以降,ドイツ・ハンザ同盟が交易の主導権を握り,ベルゲンを交易の中心としたため衰退を始めた。 1564年トロンヘイムと改称。たび重なる大火,17世紀の対スウェーデン戦争による破壊などにより衰えたが,1877年にオスロと鉄道で結ばれてからは,北洋における不凍港として飛躍的に発展。鉄道,航路,道路の要地,漁業の中心基地となった。造船,魚肉加工,製紙,織物,金属などの工業が立地する。工業大学がある。人口 13万 9660 (1992推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

トロンヘイム(Trondheim)

ノルウェー西海岸にある都市。オスロベルゲンに次ぐ同国第3の都市で、997年、ノルウェー王オーラフ1世が創設。13世紀頃までニダロスとよばれ首都だった。中部ノルウェーの農業地帯の中心地として、また鉱産物や水産物の集散地として発展。オーラフ2世を祀(まつ)ったニダロス大聖堂や17世紀に築かれたクリスチャン要塞などがある。トロンハイム。

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百科事典マイペディアの解説

トロンヘイム

ノルウェー中部の都市。トロンヘイム・フィヨルド南岸に不凍港をもち,鉄鉱石,林産加工物,水産物などを輸出。996年創建。王室ゆかりの古都で,大聖堂(1075年建設)はしばしば王の即位式場となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

トロンヘイム【Trondheim】

ノルウェー中部の南トレンデラーグ州の州都。人口14万4000(1996)。ノルウェー第3の都市で中部地方の中心。ニーダロス司教座がある。木材・鉱石の積出港,造船所や,木材,パルプ,機械,電子などの各種工業のほか,王立ノルウェー科学協会,工科大学教育大学,ノルデンフィエルスケ工芸博物館,トロンヘイム・トレンデラーグ民俗博物館などの施設がある。交通の要衝で,国内各地とスウェーデンに向かう鉄道の分岐点。

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大辞林 第三版の解説

トロンヘイム【Trondheim】

ノルウェーの中部、大西洋に通じるトロンヘイムフィヨルドの南岸に臨む港湾都市。漁業基地。造船・冷凍加工業などが発達。不凍港。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トロンヘイム
とろんへいむ
Trondheim

ノルウェー西海岸にあるセル・トレンデラークSr-Trndelag県の県都。トロンヘイムフィヨルドの南岸に発達する。オスロ、ベルゲンに次ぐ同国第三の都市で、人口15万1973(2002)。1300年ごろまでニダロスNidarosとよばれ、同国の首都であった。中部ノルウェーの農業地帯の中心地であり、後背地に産する銅や鉄の鉱石、パルプ、木材、そして魚などの積出し港でもある。[竹内清文]

歴史

997年ごろ、オーラフ1世による建設とされるが、それ以前にトレンデラーク地方の大民会エイラシングが開催されている。ビーキング(バイキング)時代の政治、商業、宗教の中心地で、オーラフ2世の聖地として発展した。大司教座設立(1152)後、12、13世紀の内乱に諸王の本拠地となる。12世紀北欧最初の大聖堂であるニダロス大聖堂の建立が始まり、1300年ごろに中世ノルウェー教会文化の最盛期を迎える。アイスランド貿易の基地でもあったが、ベルゲンのハンザ商人に圧倒され、宗教改革で大司教エンゲルブレクツソンが去って、その教会中心地としての意味も失った(1537)。北方七年戦争(1563~70)でスウェーデンに占領される(1564)が、16世紀末には木材、鉱石輸出で発展。ロスキレ条約(1658)でふたたびスウェーデンが占領し、1681年大火で中世木造建築の大半が焼失した。科学協会(1760)やノルウェー銀行本部(1816)などが設立され、19世紀以降に船舶、鉄道網が拡充する。第二次世界大戦ではドイツとイギリスの戦場となった。[荒川明久]

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