トンネル窯(読み)トンネルがま(英語表記)tunnel kiln

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トンネル窯
トンネルがま
tunnel kiln

陶磁器,耐火物などの連続焼成用焼成する器物を積んだ台車トンネル形の窯の一方から入れ,トンネル内を移動する間に余熱,焼成,冷却を順次に行い,反対側出から送り出す方式のもの。全工程が連続的に行われ,均質な製品が大量に生産できるほか,燃費や経費の節約など経済性も高いなどの利点がある。しかし設備費が割高で,製造製品の構成が固定されるため,生産調整がむずかしいなどの欠点もある。おもに工業製品の製造に使用される。

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百科事典マイペディアの解説

トンネル窯【トンネルがま】

陶磁器や耐火物の焼成に用いられる耐火煉瓦積の連続式焼成窯。長さ数十〜百数十mのトンネル状で,中央部に燃料(重油等)を燃焼させる焼成帯,一端に煙突,他端送風機をもつ。被焼成物は台車に積まれて移動し,燃焼ガスで予熱,焼成帯で強熱され,次いで送風空気で冷却される。送風空気は同時に被焼成物の熱を回収する。熱経済がよく,一定品質の製品の量産が可能。→

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世界大百科事典 第2版の解説

トンネルがま【トンネル窯 tunnel kiln】

煉瓦や耐火物で長いトンネル状に築いた窯。トンネル内を台車に積み込まれた被焼成物が移動できるようになっている。セラミック成形品を多量に連続して焼成するための代表的な窯で,予熱帯,焼成帯,冷却帯の三つの部分から成っている。焼成帯は窯の中央部に位置し,最も高温な部分で,側面あるいは天井からバーナーで加熱される。燃料は重油あるいはガスが多く用いられる。焼成帯から発生した排ガスの熱は予熱帯で予熱に利用され,冷却帯での被焼成物の放熱は空気と熱交換され,乾燥や燃焼用二次空気として利用される。

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大辞林 第三版の解説

トンネルがま【トンネル窯】

窯業に用いるトンネル状の窯。品物が台車に積まれ、一方の口から入り、所定の温度に加熱され、徐々に冷やされながら他方の口から出る構造のもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トンネル窯
とんねるがま
tunnel kiln

窯の一種で、焼成される品物や物質が台車またはセッターに積まれ、これらがトンネル形の窯の入口から入り、徐々にトンネル内を移動する間に予熱、焼成、冷却が順次に行われて反対側にある出口から送り出される。台車またはセッターが窯から一つ出ると、入口から一つ入る連続式の焼成装置である。大量生産に好都合であり、燃料も少なくてすむ。[素木洋一]

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世界大百科事典内のトンネル窯の言及

【窯】より

…窯を作業面から分類すると,連続窯とバッチ窯とになる。
[連続窯]
 トンネル窯ロータリーキルン(回転窯),タンク窯竪窯(シャフト窯)がある。トンネル窯は,被焼成物を台車の上にのせ,入口から予熱部,焼成部,冷却部,出口へと移動させる。…

※「トンネル窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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