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(読み)かま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


かま

器物を焼成したり,金属やガラスを溶解したりするために高温を出せるように築かれた装置。通常,火室,窯室,煙突の3部から成る。陶磁器の焼成の目的からは,素焼窯,本焼窯,締焼窯,釉窯,絵付け窯があり,形状からは穴窯,円窯,角窯,登り窯などの区別がある。また,炎の方向により直炎窯,倒炎窯,平炎窯などの分類もできる。熱源としては薪材のほか,木炭石炭,ガス,重油,電気なども用いられる。

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デジタル大辞泉の解説

かま【窯/×竈】

《「」と同語源》
(窯)陶磁器ガラスなどを作るときに、素材を高温度で焼いたり溶かしたりするための装置。ふつう耐火煉瓦(れんが)で造る。
(竈)かまど
《自分の領分の意から》仲間。味方。
「かう云ふ女郎は、…こっちの―にすると、又よき事あり」〈洒・四十八手

よう【窯】[漢字項目]

常用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]かま
〈ヨウ〉陶器などを焼くかま。「窯業窯変官窯定窯陶窯
〈かま(がま)〉「窯元炭窯土窯(どがま)

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百科事典マイペディアの解説

窯【かま】

各種燃料の燃焼熱,電熱などにより,材料の溶融・熱処理,化学反応などを行わせるための装置。との区別は厳密ではないが,一般に窯業用のものを窯,冶金用などのものを炉という。窯は形式別に分類すると単独窯,竪(たて)窯トンネル窯ロータリーキルンなどになる。陶磁器を焼く窯は焚口(たきぐち)(火室),窯室(袋),煙出し(通風装置)からなり,焼成目的によって素焼・本焼・絵付窯,形により角窯,円窯,楕円窯などがある。窯の使用はエジプト,中国が最も古く,大別して平地窯,登窯に分けられる。世界的に平地窯が最も多く,登窯は東洋独特の様式。日本では須恵器の伝来に始まり,室町期以前は穴窯,桃山以降は半地上式から連房式登窯(蛇(へび)窯,割竹窯)と変わり,明治以後はトンネル窯から重油・電気・ガス窯と発展している。

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防府市歴史用語集の解説

 ここで言う窯は「のぼり窯」のことです。山の斜面を利用して、ドーム状の窯を作ります。外で焼くよりも高い温度になるので、瓦や須恵器[すえき]などかたい焼き物を作るのに適しています。

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世界大百科事典 第2版の解説

かま【窯 furnace】

物を高温で熱処理して性質を変化させるための装置。熱を逃がさないように囲いがしてある。窯と炉を総称して窯炉と呼んだり,窯と炉を区別することもあるが,この区別はあまり厳密ではない。窯を使う産業を窯業と称し,陶磁器,ガラス,セメント耐火物などが窯業製品である。窯を作業面から分類すると,連続窯バッチ窯とになる。
[連続窯]
 トンネル窯ロータリーキルン(回転窯),タンク窯竪窯(シャフト窯)がある。トンネル窯は,被焼成物を台車の上にのせ,入口から予熱部,焼成部,冷却部,出口へと移動させる。

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世界大百科事典内のの言及

【炉】より

…セラミックス分野では炉と窯の区別は明りょうではないが,炉にはfurnaceをあて,窯にはkilnをあてている。また,窯炉のように区別を避けた表現もある。…

【炉】より

…セラミックス分野では炉と窯の区別は明りょうではないが,炉にはfurnaceをあて,窯にはkilnをあてている。また,窯炉のように区別を避けた表現もある。…

【土器】より

…600~800℃程度の焼成は,平地か凹地に燃料と土器を積み上げて焼く野焼きで十分である。しかし1000℃以上の高温で焼くためには,壁,天井,焚口,焼成室,煙出しを備えた(かま)を必要とする。窯には,底から燃して上に並べた土器を焼く垂直炎(昇炎)の窯と,横から燃して炎が横か斜めに走って並べた土器を焼く水平炎(横炎)の窯とがある。…

※「窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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