ドーナツ(読み)どーなつ(英語表記)doughnut

翻訳|doughnut

精選版 日本国語大辞典 「ドーナツ」の意味・読み・例文・類語

ドーナツ

〘名〙 (doughnut) 洋菓子一種小麦粉砂糖ベーキングパウダー鶏卵牛乳バターなどを混ぜてこね、輪形やボール形に作って油で揚げたもの。
食道楽‐秋(1903)〈村井弦斎〉二一八「ドウナツと云ふお菓子を戴いた事がありますが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ドーナツ」の意味・読み・例文・類語

ドーナツ(doughnut)

《「ドーナッツ」とも》小麦粉に砂糖・卵・牛乳・ベーキングパウダーなどをまぜてこね、輪形などにして油で揚げた洋菓子。また、油で揚げずにオーブンで焼くものもある。→焼きドーナツ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドーナツ」の意味・わかりやすい解説

ドーナツ
どーなつ
doughnut

小麦粉に砂糖、卵、ベーキングパウダーなどを混ぜたドウdoughを型で抜き、油できつね色に揚げて、表面に砂糖をまぶしたもの。ケーキドーナツはベーキングパウダーを用いるが、そのかわりにイーストを用いるものをパンドーナツという。ドーナツは大衆向きの洋菓子で、初めは甘味を抑えてつくり、コーヒーとともに朝食に用いた。わが国では菓子として普及し、粉砂糖をまぶしたリング形のものが一般的である。ほかに棒状のロングドーナツ、縄状のロールドーナツ、餡(あん)入りドーナツ、チョコレートなどの衣をかけたものなど、変化に富んだドーナツが店頭をにぎわしている。

[小林文子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ドーナツ」の意味・わかりやすい解説

ドーナツ
doughnut

揚げ菓子の一種。小麦粉にバター,卵,牛乳,砂糖,イーストまたはベーキングパウダーを加えた生地を油で揚げたもの。グラニュ糖を表面にまぶしつけることが多い。牛乳や卵の分量の多い柔らかい生地で作るものは,ソフトドーナツと呼ばれる。タンパク質脂肪に富み,カロリーの高い食品で,手軽な菓子,軽食として広く親しまれている。均一にしかも短い時間で火が通る利点のために普及したリング形のほか,丸形,ねじり形,小球状などがある。また生地にナッツ,レーズンを混ぜたり,中にジャムやあんなどの詰めものをしたり,表面にチョコレートや糖衣をかけて変化をつける。最近は専門店の進出により,機械による大量生産の製品が多い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドーナツ」の意味・わかりやすい解説

ドーナツ
doughnut

揚げ菓子の1つ。小麦粉,砂糖,バター,鶏卵,食塩,香料,牛乳,ベーキングパウダーなどを原料として,約 160℃の油で揚げてつくる。原料の配合と製法からアメリカンドーナツ,フレンチドーナツ,またイーストを用いるイングリッシュドーナツに分けられる。いわゆる「ドーナツ形」の輪形や,穴のない丸形につくる。揚げたものにグラニュー糖やチョコレートをかけたり,シュガーアイシングしたりする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ドーナツ」の解説

ドーナツ【doughnut】

洋菓子の一種。小麦粉・ベーキングパウダーやイーストなどの膨張剤・卵・砂糖・牛乳などを混ぜた生地を丸い輪の形にして揚げたもの。輪の形が多いが、棒状にしてねじったもの、まんじゅうのようにあんやクリームを中に詰めたものなどもある。◇「ドーナッツ」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

百科事典マイペディア 「ドーナツ」の意味・わかりやすい解説

ドーナツ

小麦粉を主材料としたリング形の揚げ菓子。小麦粉に牛乳,バター,卵,砂糖,ベーキングパウダー,香料を入れて練り,平らにのばして型抜きし,油で揚げて砂糖をまぶす。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android