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ナセル ナセル Nasser, Gamal Abd al-

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナセル
ナセル
Nasser, Gamal Abd al-

[生]1918.1.15. アレクサンドリア
[没]1970.9.28. カイロ
エジプトの軍人,政治家。郵便局員の子として生れ,陸軍士官学校を卒業。 1940年代初期 (一説には末期) 以来,自由将校団を結成し,中心人物となった。パレスチナ戦争後,軍隊内部に自由将校団を再組織し,革命の準備に着手。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

ナセル【nacelle】

気球につるす籠かご。また、飛行船のゴンドラ。
飛行機で、エンジンなどを収める流線形の保護カバー。

ナセル【Jamāl ‘Abd al-Nāsir】

1918~1970) エジプトの政治家。1952年革命をおこし王政を廃止、56年大統領となる。以後、スエズ運河国有化、アラブ諸国の団結強化、非同盟中立主義外交など積極的な政策を実施した。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナセル
なせる
Gaml Abd al-Nir
(1918―1970)

エジプトの軍人、政治家。大統領(在任1956~1970)。アシュート州の小都市ベニ・メルの生まれ。父は郵便局員。1937年王立士官学校に入学し、翌1938年卒業。スーダンに配属されたのち、士官学校教官となる。1948年のパレスチナ戦争(第一次中東戦争)に参加するなかで、国内支配階層の腐敗を感じ取り、国内変革の必要性をますます強く意識した。同戦争敗北後、おもに陸軍の青年将校からなる秘密組織、自由将校団の結成にあたり、中心的な役割を果たした。この運動の中心をなすナセルら将校は、士官学校同期生として共通の経験と感情で結ばれていた。彼らは、1930年代にエジプトで台頭しつつあった急進的な民族主義的、国家主義的、イスラム的傾向をもつ青年エジプト協会やムスリム同胞団などの運動に影響を受けながら育った世代であった。1952年7月、自由将校団によるクーデターは政権打倒に成功。名目的な指導者として擁立したナギブ将軍との間で政治的に対立するが、軍部および国民動員組織である民族解放戦線の掌握によってナギブを排除し、自己の権力基盤を固めた。1956年の新憲法のもとで大統領に選出されたのち、同年7月、スエズ運河国有化を実施した。続いて勃発(ぼっぱつ)したスエズ戦争を切り抜け、一躍アラブ世界の英雄的な存在となった。さらに1958年には、エジプトはシリアとの併合によりアラブ連合共和国となり、ナセルのアラブ統一、アラブ民族主義運動は頂点に達した。だが、1961年9月シリアがアラブ連合から離脱したのち、国内の社会主義建設に力を注いだ。1962年、国民憲章を作成するとともに、その実施機関としてアラブ社会主義連合を創設した。しかし、旧北イエメンで勃発した内戦に際して、共和派に肩入れして武力介入を行った。これは5年以上にわたり泥沼化することになり、エジプト経済への大きな負担となった。1967年の第三次中東戦争では、イスラエルにわずか6日で敗退し、エジプトは自国領土の一部シナイ半島を占領され、ナセルは国の内外で威信を失墜させた。敗戦が課す政治・経済・社会的苦境のなかで、国内再建のためには、パレスチナ問題を軍事的にではなく、政治的、外交的に解決する方向を望むようになった。そして1970年6月、アメリカのロジャーズ国務長官による中東和平案の受諾に踏み切った。まもなくヨルダンで起こった正規軍とパレスチナ・ゲリラとの衝突事件を収拾するため活動していたが、そのさなかの9月28日、疲労で倒れ急死した。[伊能武次]
『ナセル著、西野照太郎訳『革命の哲学』(1971・角川書店) ▽M・H・ヘイカル著、朝日新聞外報部訳『ナセル』(1972・朝日新聞社) ▽P. J. Vatikiotis Nasser and His Generation (1978, Croom Helm, London)』

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20世紀西洋人名事典の解説

ナセル
Jamāl ‘Abd al Nāṣir


1918.1.15 - 1970.9.29
エジプトの政治家,軍人。
元・エジプト大統領。
ベニ・メル生まれ。
陸軍士官学校[’38年]卒,陸軍大学卒。
別名Gamal Abdul Nasser,Gamāl Abd al Nāṣir,Camel Abdel Nasser。
自由将校団の指導者として1952年クーデターを起こしエジプト革命を成功させ、最高指導者となる。’54年新憲法のもとで大統領。同年7月スエズ運河の国有化を実施。’58年シリアとの合邦によりアラブ連合が成立しアラブ連合大統領就任。’67年第三次中東戦争でイスラエルに敗退。その後ヨルダン内戦をめぐるPLOヨルダン政府の関係回復に務めた。著書「革命の哲学」(’71年)。

出典|日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)
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