コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヌマガレイ ヌマガレイ Platichthys stellatus; starry flounder

2件 の用語解説(ヌマガレイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヌマガレイ
ヌマガレイ
Platichthys stellatus; starry flounder

カレイ目カレイ科の魚。体長 30cm内外。体は菱形で体高が高い。口は小さく,下顎が上顎よりも長い。側線に鱗がない。日本近海産のものは他のカレイと異なり,眼が体の左側にある。有眼側の体色は暗灰色で,背鰭および尻鰭に5本内外の黒帯がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヌマガレイ
ぬまがれい / 沼鰈
starry flounder
[学]Platichthys stellatus

硬骨魚綱カレイ目カレイ科に属する海水魚。本州の中部地方以北、オホーツク海ベーリング海を経てカリフォルニアに広く分布する。ほかのカレイ類と違って、目が体の左側(背側を上に、腹側を下にして見た場合)にあり、ヒラメ型である。しかし、カリフォルニア産のものはすべて右側に目をもち、カレイ型である。またアラスカ沿岸のものは目の位置は左右半々であるが、日本に近づくにつれて、しだいにヒラメ型が多くなる。なお、ヌマガレイ視神経交差はカレイ型であるので、目の位置は右が通常、ヒラメ型の左は異常とされる。日本産とアメリカ産のヌマガレイの交雑によって、この現象は遺伝によって支配されていることが実証された。体は高い菱(ひし)形で、その表面に多数の粗雑な骨質突起が散在する。体は暗緑色で、背びれ、臀(しり)びれおよび尾びれに黒色の条紋がある。
 沿岸および海岸近くの湖沼や河川の中流域に生息するため、カワガレイの別名がある。おもに多毛類、小形の甲殻類などを食べる。産卵は2、3月ごろ沿岸の浅所で行う。体長90センチメートルぐらいになる。おもに底刺網(そこさしあみ)、釣り、定置網などで漁獲される。肉は柔らかくて水っぽい。
 北海道では留萌(るもい)、忍路湾(おしょろわん)および知内(しりうち)など、また宮城県松島湾、金華山(きんかさん)、秋田県八郎潟(はちろうがた)、新潟県などから知られているオショロガレイは、本種とイシガレイの雑種であることが判明した。産卵期と産卵場所が重複するために雑種が生じると考えられる。[尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ヌマガレイの関連キーワードソウハチマガレイマコガレイヤナギムシガレイカレイアサバガレイオオグチガレイコガネカレイカレイ(鰈)

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone