コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヌマガレイ ヌマガレイPlatichthys stellatus; starry flounder

2件 の用語解説(ヌマガレイの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヌマガレイ
ヌマガレイ
Platichthys stellatus; starry flounder

カレイ目カレイ科の魚。体長 30cm内外。体は菱形で体高が高い。口は小さく,下顎が上顎よりも長い。側線に鱗がない。日本近海産のものは他のカレイと異なり,眼が体の左側にある。有眼側の体色は暗灰色で,背鰭および尻鰭に5本内外の黒帯がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヌマガレイ
ぬまがれい / 沼鰈
starry flounder
[学]Platichthys stellatus

硬骨魚綱カレイ目カレイ科に属する海水魚。本州の中部地方以北、オホーツク海ベーリング海を経てカリフォルニアに広く分布する。ほかのカレイ類と違って、目が体の左側(背側を上に、腹側を下にして見た場合)にあり、ヒラメ型である。しかし、カリフォルニア産のものはすべて右側に目をもち、カレイ型である。またアラスカ沿岸のものは目の位置は左右半々であるが、日本に近づくにつれて、しだいにヒラメ型が多くなる。なお、ヌマガレイ視神経交差はカレイ型であるので、目の位置は右が通常、ヒラメ型の左は異常とされる。日本産とアメリカ産のヌマガレイの交雑によって、この現象は遺伝によって支配されていることが実証された。体は高い菱(ひし)形で、その表面に多数の粗雑な骨質突起が散在する。体は暗緑色で、背びれ、臀(しり)びれおよび尾びれに黒色の条紋がある。
 沿岸および海岸近くの湖沼や河川の中流域に生息するため、カワガレイの別名がある。おもに多毛類、小形の甲殻類などを食べる。産卵は2、3月ごろ沿岸の浅所で行う。体長90センチメートルぐらいになる。おもに底刺網(そこさしあみ)、釣り、定置網などで漁獲される。肉は柔らかくて水っぽい。
 北海道では留萌(るもい)、忍路湾(おしょろわん)および知内(しりうち)など、また宮城県松島湾、金華山(きんかさん)、秋田県八郎潟(はちろうがた)、新潟県などから知られているオショロガレイは、本種とイシガレイの雑種であることが判明した。産卵期と産卵場所が重複するために雑種が生じると考えられる。[尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

ヌマガレイの関連キーワード生活形バルサ火の竜オイルフェンスザミア雑巾シリコン・プロセス技術継体(けいたい)天皇陵カーリングレーザーディスク

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ヌマガレイの関連情報