水をさす(読み)ミズヲサス

デジタル大辞泉 「水をさす」の意味・読み・例文・類語

みずをさ・す

水を加えて薄くする。「鍋に―・す」
仲のいい者どうしや、うまく進行している事などに、わきから邪魔をする。「二人の仲に―・す」
[類語]邪魔妨害阻害そがい掣肘せいちゅう干渉横槍よこやり障害支障障壁さわ邪魔だて水をかける足を引っ張る挫く弱める砕く削ぐ圧伏圧殺抑える妨げる遮る立ち塞がるせきとめる制止捕まえる握る挟む押しとどめるストップを掛ける封殺諫止阻む食い止める立ちはだかる遮断妨害阻止ブレーキが掛かる腰を折る

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精選版 日本国語大辞典 「水をさす」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 を さす

  1. 濃いもの、熱いものなどに水を加えて薄くしたりぬるくしたりする。
    1. [初出の実例]「水さす中はたへてゐられず おり湯桶のそこゐは人のつめたくて〈康吉〉」(出典:俳諧・新続犬筑波集(1660)七)
  2. 口出しをして関係を隔てる。また、せっかくの感興をさます。邪魔だてをする。
    1. [初出の実例]「へだてぬ中に水をさしけり 取はなつ広間の茶釜たぎるらし〈玄康〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)一)

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