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ハナガサノキ Morinda umbellata L.

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世界大百科事典 第2版の解説

ハナガサノキ【Morinda umbellata L.】

アカネ科の常緑性低木で,しばしばつる状となる。インドネシアでは根から黄色染料をとる。枝はよく分枝し,無毛,乾くと全体が黒くなる。葉は対生し楕円形,長さ6~12cm。花は短い枝の先に集まり,子房が合着して塊状となり,花冠は筒状漏斗形,白くて美しい。名前は花の咲いたようすを花傘にみたてたもの。子房は下位,2心皮からなるが1室で,下垂する四つの胚珠がある。液果は果序全体がひと塊となり,直径1cm,赤く熟す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハナガサノキ
はながさのき / 花傘木
[学]Morinda umbellata L.

アカネ科のややつる性の常緑低木。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形で長さ7~12センチメートル。5月、枝先に頭状花序をつくり、多数の白色花を密生する。名は、この花のようすを花傘に例えたもの。子房は下位、互いに合着して塊状になる。屋久(やく)島から沖縄、および中国南部、東南アジアなどに広く分布する。
 ハナガサノキ属は熱帯に約80種あり、根に黄色色素を含み、ヤエヤマアオキのように染料とされるものがある。[福岡誠行]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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