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ハンモック hammock

翻訳|hammock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハンモック
hammock

吊床,寝網と訳す寝具の一種。太くてじょうぶな紐を粗目に編み,立ち木や柱などに両端を吊り,人が寝られるようにしたもの。両端はやや狭く,身体の中心部をおく中央は広く編んで体が落ちないようにし,緑陰に涼を求めて立ち木に吊ったり,狭い部屋を立体的に使用するために柱につるしたりする。ブラジルの先住民が木の皮を編んでつくったのが最初といわれる。船員が船中で使用したものは麻布でつくったものが多い。

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デジタル大辞泉の解説

ハンモック(hammock)

丈夫なひもを網状に編み、木や柱に両端をつって用いる寝床。つり床。 夏》「―海山遠く釣りにけり/青邨

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百科事典マイペディアの解説

ハンモック

太い糸で,両端は狭く中央を幅広に編んだつり寝具。もとはアメリカ熱帯低地の原住民の寝具。不要のとき巻いて格納し場所を取らないので,かつては船内での水夫の寝具として使用。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハンモック【hammock】

植物繊維の丈夫なひもを編んで作ったつり寝具。2本の支柱の間にかけて使用する。もともとはアメリカ熱帯低地の原住民の寝具であるが,軽便,快適な用具として広く普及するにいたった。西欧に初めてハンモックが紹介されたのは,コロンブスの新大陸発見直後のことで,とくに水夫の船中での寝具としてよく用いられた。スペイン語名称のアマカhamacaは,カリブ海域のアラワク語系島民の寝具に由来する。アメリカ大陸の一部では人を運ぶ道具としても使用された。

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大辞林 第三版の解説

ハンモック【hammock】

網または麻布でつくり、両端につけた綱で柱の間や木陰につり下げる寝床。つり床。 [季] 夏。 《 -海山遠く釣りにけり /山口青邨 》

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハンモック
はんもっく
hammock

(つ)り寝具。綿、麻、ナイロンなどの材質で編まれたネットや布の両端を吊って用いる。南米ブラジルの先住民が、ハマックという樹皮で編んだものを用いていたのが始まりといわれている。通気性、収納性が優れているため、彼らとの接触後、ヨーロッパ人は、夏期戸外や商船や軍艦での寝具として広く利用するようになった。メキシコの先住民ラカンドンの樹皮性のハンモックから、布に鳥の羽の文様をあしらったパナマ、コロンビアのクナ人のものまで多種多様である。アマゾンのインディオの間では、宗教的世界観、儀礼などに関連して語られることが多い。男が小屋に戻ってきて、自分のハンモックの下に女の子のハンモックが下げられていたら、そのときから彼は結婚したことになるという報告があるし、コロンビア領アマゾンの先住民デサナの社会では胞衣(えな)を「布きれ」「包みもの」「殻」としてとらえることから、ハンモックに象徴的な意味をもたせている。人間の死や女性の初潮の場面で登場するのは、単なる生活用具としての機能を超えていると考えるべきである。[関 雄二]

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