バイオリアクター(その他表記)bioreactor

翻訳|bioreactor

デジタル大辞泉 「バイオリアクター」の意味・読み・例文・類語

バイオリアクター(bioreactor)

微生物酵素などの生体触媒を用い、物質合成分解などを行う装置血液検査醸造利用生物反応装置

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精選版 日本国語大辞典 「バイオリアクター」の意味・読み・例文・類語

バイオ‐リアクター

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] bioreactor ) 微生物や酵素を触媒として、物質の合成・分解・変換などを行なう装置。酵素を利用した各種測定や醸造などに利用される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイオリアクター」の意味・わかりやすい解説

バイオリアクター
bioreactor

常温常圧の穏やかな条件下で特異的な触媒反応を行う酵素を工業的に有効に利用する生化学反応装置で,バイオテクノロジーの主要技術の一つ。特定酵素あるいは酵素を生産する微生物菌体そのものを,多孔性膜や寒天などの高分子物質に固定化して反応容器に充填し,原料液を通過させて目的の物質を生産する。従来の化学工業プロセスに比べ,消費エネルギーは少なくてすみ,目的物質を効率よく生産できる。現在までに,アミノ酸,異性化糖,アルコールアクリルアミドなどの工業的生産が試みられている。また,植物細胞特性を生かし,微生物では生産できない有用物質を能率よく生産する目的で,固定化植物細胞 (ケシラベンダーなど) を用いたバイオリアクターの研究開発も進められている。

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百科事典マイペディア 「バイオリアクター」の意味・わかりやすい解説

バイオリアクター

微生物,動植物細胞,酵素などによる反応を利用して,物質の生産・分解・変換などを連続的に行う装置。細胞を培養しながら用いる場合もあるが,高分子ゲルや多孔質担体に酵素や微生物菌体を固定化して用いることが多い。各種アミノ酸や有機酸などの工業的生産に用いられるほか,実験室レベルでペプチドDNAの自動合成を行う装置などもある。また,血中化学成分の連続測定を行うアナライザーも,一種のバイオリアクターといえる。
→関連項目バイオテクノロジーマイクロ・セル・リアクター

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化学辞典 第2版 「バイオリアクター」の解説

バイオリアクター
バイオリアクター
bioreactor

固定化酵素や微生物などの生体触媒を利用して,有用物質を生産するための反応器.化学工業プロセスへの導入は思うように進んでいないが,アミノ酸の生産に活用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「バイオリアクター」の解説

バイオリアクター

 生物やその成分の反応を利用して物質を生産する装置.通常酵素や菌体などを膜に固定して効率よく反応を行わせる装置などが使われている.

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