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バルビタール barbital

翻訳|barbital

百科事典マイペディアの解説

バルビタール

バルビツール酸誘導体で,無色〜白色結晶または結晶性粉末。無臭,微苦味。全中枢神経抑制作用があり,熟眠剤として不眠症に適用。また鎮静薬として乗物酔い等に用いることもある。
→関連項目アミタール面接フェノバルビタール

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世界大百科事典 第2版の解説

バルビタール【barbital】

ジエチルバルビツール酸ともいい,鎮静・催眠薬として用いられる長期間作用型の催眠薬である。1903年E.フィッシャーが工業的製造法を発明し,メーリングJoseph Mering(1849‐1908)が催眠効力を認めてベロナールVeronalと名づけた。フランスではジエチルマロニル尿素という。無色葉状の結晶あるいは白色結晶性の粉末で,わずかに苦味がある。水に溶けにくいのでナトリウム塩としたものを溶性バルビタールとして用いる。

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大辞林 第三版の解説

バルビタール【barbital】

1903年に合成された代表的な催眠薬。無臭の白色結晶粉末。この誘導体として多数の催眠薬が製造され、総称してバルビツール酸系催眠薬という。ジエチル-バルビツール酸。ベロナール。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルビタール

バルビツル酸」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルビタール
ばるびたーる
barbital

1903年にドイツで創製された長時間作用型の睡眠鎮静剤で、バルビツール酸系睡眠剤の基本的薬物である。無色もしくは白色の結晶または結晶性粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。依存性を有し、また連用により耐性を生ずる。不眠症の治療や不安緊張の鎮静に用いられたが、現在ではあまり用いられていない。劇薬極量は1回0.5グラム、1日1.5グラム。通常は1日0.6グラムを2回に分けて服用する。[幸保文治]

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世界大百科事典内のバルビタールの言及

【向精神薬】より

…19世紀になって多くの薬がつくられ,1850年に臭素が性欲を抑えること,翌年にはその抗癲癇(てんかん)作用が発見された。69年に抱水クロラールが睡眠薬に使われ,1903年にはバルビタールも合成された。しかし,実際に精神治療薬が現れたのは第2次大戦後である。…

※「バルビタール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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