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バージン諸島 バージンしょとうVirgin Islands

翻訳|Virgin Islands

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バージン諸島
バージンしょとう
Virgin Islands

西インド諸島東部,小アンティル諸島北端部の島群。プエルトリコの東からアネガダ海峡まで約 100kmにわたって連なる約 100の島や岩礁からなる。陸地面積約 505km2。地質学的にはプエルトリコのセントラル山脈の延長上にあり,大アンティル諸島の東端にあたるが,大きさや地理的距離の近さなどから通常小アンティル諸島に含まれる。1493年クリストファー・コロンブスが第2次航海中に訪れた当時ここに住んでいたカリブ族(→カリブ人),アラワク族は,16世紀半ば以降のスペイン人の侵攻により,同世紀末までにはほぼ絶滅。その後ヨーロッパ人が入植,17世紀後半以降,おもに黒人奴隷の労働により,サトウキビ,ワタ,アイなどを栽培して繁栄したが,奴隷制廃止後,生産が低下し経済が衰退。領有の変遷を経て,現在東部はイギリス領バージン諸島,西部はアメリカ合衆国領バージン諸島となっている。熱帯に位置するが,ほぼ年間を通じて北東の貿易風が吹いて炎暑を和らげ,湿度も低いため,世界的な観光・保養地として知られ,観光業が主産業。しかしほかに収入源がほとんどなく,いずれも本国政府の財政援助を受けている。

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デジタル大辞泉の解説

バージン‐しょとう〔‐シヨタウ〕【バージン諸島】

Virgin》西インド諸島東部、小アンティル諸島北部にある島々。西半部は米国領(人口11万)、東半部は英国領(人口2.3万)。観光地。(人口はともに2006年)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バージン諸島
ばーじんしょとう
Virgin Islands

西インド諸島東部、プエルト・リコの東方にある100余の小島群。西半部はセント・トーマス、セント・ジョン、セント・クロイの3島を中心とするアメリカ領で、面積342平方キロメートル、人口10万8612(2000)。東半部はトルトラ、バージン・ゴルダ、アネガタ島を中心とするイギリス領で、面積153平方キロメートル、人口2万1300(2002推計)。小アンティル諸島の西端部を構成しているが、地質的にはプエルト・リコや大アンティル諸島の島々と関連があり、島々は火山性で、その上部を石灰岩が覆っている。気候は熱帯性であるが、北東貿易風の影響で少し気温が和らげられ、適度の降雨もある。年中快適な気候と風景美が多数の観光客を誘引し、観光産業が重要な収入源となっている。セント・ジョン島の大部分は合衆国のバージン・アイランズ国立公園に含まれる。住民の多くは黒人である。1493年コロンブスが到達。アメリカ領バージン諸島は1917年までデンマーク領であった。イギリス領バージン諸島は1666年からイギリス領である。[菅野峰明]

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