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パウンド パウンド Pound, Ezra (Loomis)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パウンド
パウンド
Pound, Ezra (Loomis)

[生]1885.10.30. アメリカアイダホ,ヘーリー
[没]1972.11.1. イタリアベネチア
アメリカの詩人。ペンシルバニア大学ハミルトンカレッジに学んだのち,1908年以来ロンドン,パリ,イタリアで典型的な国籍離脱者として生活しながら,イマジズム運動その他の新詩運動の中心となり,ジョイス,T.S.エリオットヘミングウェーらに大きな影響を与えた。

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パウンド
パウンド
Pound, Roscoe

[生]1870.10.27. ネブラスカリンカーン
[没]1964.7.1. マサチューセッツケンブリッジ
アメリカの法学者,司法行政改革の指導者。初めネブラスカ大学で植物学を専攻,のちハーバード大学で法律を学び,弁護士を開業。 1897年にネブラスカ大学から植物学で学位を贈られたが,その間に,菌類の新種 (彼の名にちなみ Roscopoundiaと名づけられた) を発見している。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

パウンド(Ezra Pound)

[1885~1972]米国の詩人。欧州各地を遍歴、自由詩運動を推進し、現代文学に大きな影響を与えた。連作長編詩「キャントーズ」など。

パウンド(pound)

ポンド

パウンド(Roscoe Pound)

[1870~1964]米国の法学者。プラグマティズムの立場から、法を相対立する諸利益の調整によって社会を統制する技術体系であると主張した。著「コモン‐ローの精神」「法哲学入門」など。

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百科事典マイペディアの解説

パウンド

米国の詩人。若くして西欧諸国を移り住み,《消えた微笑》(1908年)以降,豊かな文学的教養を駆使した詩集を次々と発表。またイマジズム等の前衛的な詩運動を推進,《ポエトリー》誌を編集して,T.S.エリオットジョイスヘミングウェーらを育てる。
→関連項目オデュッセイア平田禿木ルイスローエル

パウンド

米国の法学者。弁護士・判事を経て,ハーバード大学教授。プラグマティズムの立場から法を社会学的にとらえ,社会工学としての法学を主張するとともに,他方で理想主義の立場から法の社会的目的を明らかにすることに努めた。
→関連項目カードーゾー

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世界大百科事典 第2版の解説

パウンド【Ezra Weston Loomis Pound】

1885‐1972
アメリカの詩人。アイダホ州生れ。1908年にロンドンに渡り,先輩詩人のW.B.イェーツやT.E.ヒュームと交わり,英詩の変革を目ざしてイマジズムボーティシズムの運動を起こした。しかしイギリスの文壇にいれられず,詩集《ヒューセルウィン・モーバリー》(1920)を残して同地を去った。パリ時代には,J.ジョイスの出版を助けたり,T.S.エリオットやヘミングウェーの作品を指導したが,24年以降はイタリアに移り,叙事詩《詩編The Cantos》(1930‐69)の完成と,社会・経済問題に没頭した。

パウンド【Roscoe Pound】

1870‐1964
アメリカの法学者。プラグマティズム哲学の影響を受け,法を社会技術としてとらえる法理論を提唱した。ハーバード大学に学び,弁護士実務に従事しつつネブラスカ,シカゴ大学等で教鞭をとり,1910年よりハーバード大学教授。法を目的のための手段とする視点から,法学はたんに条文や判例の研究だけでなく,社会に存在するさまざまな利益を認識し,それを一定の基準に基づいて取捨する社会工学social engineeringであるべきだとし,社会学的法学sociological jurisprudenceを提唱した。

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大辞林 第三版の解説

パウンド【pound】

ポンド に同じ。

パウンド【Pound】

〔Ezra P.〕 (1885~1972) アメリカの詩人。ヨーロッパ各地を遍歴し、二〇世紀の新芸術運動に大きな影響を与えた。代表作に連作長編詩「キャントーズ」
〔Roscoe P.〕 (1870~1964) アメリカの法学者。プラグマティズム哲学を基調に法を社会の必要性との関連でとらえ、「ソーシャル-エンジニアリング」の理論を提唱。著「コモン-ローの精神」「法哲学入門」など。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のパウンドの言及

【アメリカ文学】より

…ニューイングランドの自然と,その自然に対峙する人間の姿を描いたフロストや,長編詩によって人間の激情を示すのを得意としたカリフォルニアのジェファーズも注目に値する。しかし20世紀アメリカ詩で最も注意すべき文学運動は,1910年代E.パウンドによって提唱されたイマジズムおよびボーティシズムの流れであろう。その主張は,描写を排除し,イメージ対イメージによる緊張関係から生じるエネルギーを重視せよ,ということであった。…

【荒地】より

…イギリスの詩人T.S.エリオットの詩。1921年秋,神経の変調を治すため滞在していたローザンヌで書かれた初稿が,エズラ・パウンド(献辞の〈私にまさる工匠〉)の意見に従って,ほぼ半分の長さに縮められ,22年10月雑誌《クライティリオン》創刊号に発表。同年アメリカで,自注をつけて単行本として出版された。…

【イェーツ】より

…《緑の兜》(1910)から《クールの白鳥》(1917)にいたる詩集は,愛,老年,死,詩の個人的主題を社会的・神話的主題と自在にからませて個性的な声調でうたう現代詩人の出現を示している。劇作家としても,秘書役のエズラ・パウンドが入手したフェノロサ訳の《能》に触発されて,《鷹の井戸》(1916初演)など4編の舞踊劇を連作,新たな展開を見せた。詩,音楽,舞踊が一体化した象徴的演劇への長年の夢が東洋古典劇のなかにみごとに実現されているのを知ったイェーツの驚きと喜びは大きかった(《鷹の井戸》は日本で新作能《鷹姫》として翻案・上演されている)。…

【イマジズム】より

…1910年代,エズラ・パウンド主唱の下に起こった英米の自由詩運動。1909年3月,反ロマン主義の詩論家T.E.ヒュームは,〈詩人クラブ〉を脱会して,仲間の詩人たちと毎週,ロンドン市内のソーホー地区の安レストランに集まり,フランスの象徴詩や日本の俳句にヒントをえて,イメージを重んじた自由詩の実験を試みた。…

【日本研究】より

…その後,日本の神秘性や不可思議さにとらわれすぎているとしてローエルに反論した研究に,進化論の立場から近代日本の社会制度を解明しようとしたS.L.ギューリックの《日本人の進化》(1903)と,ローエルに〈承服しかねる〉ものを見いだした晩年のハーンの《神国日本》(1904)がある。また建築,芸術の分野における草分け的研究としては,日本の民家を詳しく紹介したE.S.モースの《日本のすまいとその周囲》(1886)や,E.F.フェノロサの遺作《東亜美術史綱》(1912)と,詩人E.パウンドが発表したフェノロサの漢詩と能楽の研究も重要である。 ボストン美術館東洋部部長を務めた岡倉天心,イェール大学の朝河貫一(1873‐1948),コロンビア大学の角田(つのだ)柳作(1877‐1964)など,アメリカにおける日本研究に尽力した日本人の役割も見逃してはならない。…

【ボーティシズム】より

…1914年,P.W.ルイスを中心とする〈反逆芸術センター〉のグループによる〈ボーティシズム宣言〉が《ブラストBlast》誌に発表された。〈ボーティシズム〉の名称は詩人E.パウンドによる。運動参加者はルイス,パウンドのほか,画家のウォッズワースEdward Alexander Wadsworth(1889‐1949),ロバーツWilliam Roberts(1895‐1980),アトキンスンLaurence Atkinson(1873‐1931),彫刻家のJ.エプスタインらで,彼らは未来派の運動感,キュビスムの幾何学的造形に学ぶと同時に,前者の印象主義的性格,後者の古典主義志向を排し,抽象性の強い造形を開拓した。…

【社会学的法学】より

…この意味では,20世紀初頭のドイツにおいてE.エールリヒやH.カントロビチに代表される自由法論やさらにP.ヘックを主唱者とする利益法学なども〈社会学的法学〉に含まれる。これに対して,狭義の社会学的法学は19世紀末のアメリカにおけるプラグマティズムの哲学運動を背景とし,O.W.ホームズ,B.N.カードーゾーを先駆者としてR.パウンドによって理論的表現を与えられた法学的立場を指す。パウンドは法学の中心的概念として社会的必要・社会的利益を主張し,法学はこうした社会的必要と諸利益の調整のための技術であるとした。…

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