コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ビベーカーナンダ Vivekānanda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビベーカーナンダ
Vivekānanda

[生]1863.1.12. カルカッタ
[没]1902.7.4. ベールル
近代インドの哲学者,宗教家。本名 Narendranāth Datta。ラーマクリシュナ・ミッションの設立者。クシャトリヤ出身。カルカッタの大学に学び,ラーマクリシュナの影響を受け,1886年出家して名をビベーカーナンダと改めた。 1893年シカゴで開かれた世界宗教会議に出席。もろもろの宗教はいずれも絶対の真理を明かそうとするものであるから,互いに協調すべきであると主張し,非常な好評を博した。帰国後,ラーマクリシュナの教えを社会活動のうえに実践するためにミッションを設立。主著『バクティ・ヨーガ』『カルマ・ヨーガ』『ジュニャーナ・ヨーガ』『ラージャ・ヨーガ』『東と西』 The East and the Westなど。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ビベーカーナンダ(Vivekānanda)

[1863~1902]近代インドの宗教家ラーマクリシュナに師事。師の死後、その教えを世界各地にもひろめ、ラーマクリシュナ‐ミッションを創設した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

ビベーカーナンダ

インドの宗教家。1882年ころラーマクリシュナに出会い,その信仰に共鳴して弟子となる。師の没後,1897年ラーマクリシュナ・ミッションを設立,〈すべての宗教の真理は同一である〉という不二一元論の思想を説き,他の宗教に対して寛容であれと説いた。
→関連項目ラーダークリシュナン

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ビベーカーナンダ【Vivekānanda】

1863‐1902
近代インドの卓越した宗教家。俗名ナレーンドラナート・ダッタNarendranāth Datta。カルカッタのヒンドゥー上位カースト(カヤスタ)の家系に生まれる。父はカルカッタ高等裁判所の豊かな弁護士で近代的思考の持主,母は息子をシバ神の恩寵によって授かったと信じるほど敬虔なヒンドゥー教の信者であった。彼は英語による近代教育を受け,1884年文学士(カルカッタ大学)となり,さらに当時の知識人の通例に従い法学を修め所定の課程を終えたが,最終試験は受けなかった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ビベーカーナンダ【Vivekānanda】

1863~1902) インドの宗教家。ラーマクリシュナに師事。彼の死後、その教えを世界に伝え、ヒンズー教の復興運動に尽力。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビベーカーナンダ
びべーかーなんだ
Viveknanda
(1863―1902)

近代インドの宗教思想家。本名ナレーンドラナート・ダッタNarendranth Datta。カルカッタ(現コルカタ)のクシャトリヤの名門に生まれる。カルカッタの大学で近代的・西洋的教育を受けたが、1882年にラーマクリシュナと出会い、彼に師事した。師の死後(1886)は、その教えの布教に努めた。
 1893年、アメリカのシカゴで開催された世界宗教会議に、南インドのヒンドゥー教の代表者として出席、あらゆる宗教が帰一することを主張して好評を博した。これを機縁に彼の世界的な伝道活動が始まった。96年には彼はアメリカのニューヨークにベーダーンタ協会を設立し、翌97年にはインドにラーマクリシュナ・ミッションを創設した。98年から1900年にかけてはアメリカおよびヨーロッパの各地を伝道のために遊歴した。02年、39歳の若さでインドのカルカッタ付近のベルールの僧院で没した。
 彼の生涯の活動は、ラーマクリシュナが神秘体験によって獲得したベーダーンタ哲学の不二一元(ふにいちげん)論の思想を、人々の間に広めることであった。不二一元論によって諸宗教の対立が解消されるというのが彼の主張であった。また、奉仕の活動こそが宗教修行の原点であるとして、病院の設立や教育活動を推進した。主著に『カルマ・ヨーガ』がある。[増原良彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ビベーカーナンダの関連キーワードロラン(Romain Rolland)マハーニルバーナ・タントラビベーカーナンダ岩ベーダーンタ学派ヒンズー教

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android