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ビルケラン Birkeland, Kristian

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ビルケラン Birkeland, Kristian

1867-1917 ノルウェーの物理学者。
1867年12月13日生まれ。クリスティアニア大(現オスロ大)教授。1903年空中窒素の固定にはじめて成功。オーロラ,地磁気研究にも業績がある。大正6年天体観測でおとずれたエジプトからの帰国途中日本にたちより,寺田寅彦(とらひこ)東京帝大教授と地磁気について意見を交換した。同年6月18日東京のホテルで睡眠薬をのみ自殺。49歳。

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百科事典マイペディアの解説

ビルケラン

ノルウェーの物理学者天文学者,化学者。1898年よりクリスティアニア(オスロ)大学教授。電磁理論,電気振動などの物理学的研究が多い。太陽の内部構造および黒点の理論をたてた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ビルケラン【Christian Birkeland】

1867‐1917
ノルウェーの物理学者,化学者,地球物理学者。クリスティアニア(現,オスロ)に生まれ,クリスティアニア,パリ,ボンの各大学に学び,1898年よりクリスティアニア大学物理学教授となる。電磁理論,電気振動,太陽の黒点理論,また地磁気やオーロラの観測など,物理学を基礎とした広範な研究を行った。1903年技師のS.エイデとともに電気火花(アーク)を使って空中窒素を固定し硝酸を得るビルケラン=エイデ法を発明,硝酸カルシウム(ノルウェー硝石)製造の工業化に成功した。

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大辞林 第三版の解説

ビルケラン【Kristian Olaf Bernhard Birkeland】

1867~1917) ノルウェーの物理学者、化学者。1903年、エイデ(S. Eyde1866~1940)とともに大気中の窒素から花火放電を使って硝酸・硝酸カルシウムを作る方法(ビルケラン-エイデ法)を考案。オーロラの研究などの業績もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビルケラン
びるけらん
Kristian Birkeland
(1867―1917)

ノルウェーの物理学者。王立フレデリック(現在のオスロ)大学教授。1903年に高電圧のアークに対する磁場の影響についての実験から、磁場で円盤状に広げたアークが高温での窒素酸化の効率を高めることを発見して、空中窒素固定法の最初の特許を得た。翌1904年、機械技師のアイデの協力を得て工業化に成功、1905年よりノルウェー水力電気肥料会社により大規模に生産した。製品はノルウェー硝石とよばれたが、電力の安価な場所でなければ成立しえない方式であり、ハーバーのアンモニア合成法が工業化されることにより消滅した。ほかに、地磁気およびオーロラについての研究がある。1917年(大正6)来日したが、東京で自殺した。[加藤邦興]

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