ビンゴ(読み)びんご(その他表記)bingo

翻訳|bingo

デジタル大辞泉 「ビンゴ」の意味・読み・例文・類語

ビンゴ(bingo)

[名]数字合わせによるゲームの一。所定ルールによって示される数字を、参加者が各自の持ちカードから消していき、それを早く縦・横・斜めのいずれかに五つ連ねた者が勝ちとなる。
[感]勝者掛け声から》予想が的中したり、うまくいったりしたときに発する歓声。大当たり。
[類語]ぴんぽんヒット当たり的中命中百発百中大当たり正解正答花丸名答御名答

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精選版 日本国語大辞典 「ビンゴ」の意味・読み・例文・類語

ビンゴ

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] bingo ) 賭博遊技の一つ。縦横五つずつ二五こまのうち中央のこま一こまを除いた二四こまに、一から七五までの数字が書いてあるそれぞれ異なったカードを持った参加者が、ボールか矢で選んだ数字を自分のカードの中で消していき、縦・横または斜めに一列に五つの数字を早く消した者が勝ちとなるゲーム。日本には第二次世界大戦後アメリカ軍が持ち込み一時期流行した。ビンゴゲーム
    1. [初出の実例]「客引きの女。アロハシャツ。ビンゴウの喧すしい叫び声」(出典:白雲悠々(1950)〈檀一雄〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ
びんご
bingo

数字を使ったゲーム、賭(か)け事の一種。5列×5段の枠の中に数字が書かれたボードや用紙(ビンゴ・カード)を使用する。日本では商品などが当たるゲームとして、パーティーなどで行われることが多い。参加者にはそれぞれ異なるビンゴ・カードが配られる。ビンゴ・カードの「B」の列(1列目)には1~15、「I」の列(2列目)には16~30、「N」の列(3列目)には31~45、「G」の列(4列目)には46~60、そして「O」の列(5列目)には61~75のいずれかの数字が記されている。同じ数字が二度使われることはなく、並ぶ順番に規則はない。ただし「N」の列の3段目、つまりビンゴ・カードの中央の枠はフリーゾーンで、全員が最初から当たったものとみなす。ゴール(あがり)は、当り数字が自分のもつビンゴ・カード上で、縦、横、斜めのいずれかの方向で直線状に5個並ぶ(「ライン」をつくる)ことが基本である。

 当り数字は、通常、数字が書かれた75個のピンポン玉状のボールがビンゴマシンの出口に吹き上げられ、順に選ばれて読み上げられる。この点ではキノと似ているが、ビンゴの当り数字はキノのように20個ではなく、当選人の確定に必要なだけの数字が選択される。これに対して、キノではだれも当たらないかもしれないし、大当りが複数人でることもありうる。

 日本では、当り数字が1列以上早く並んだ者から希望する商品を獲得することが普通であるが、アメリカではより多くのバリエーションがある。たとえば、5×5の枠の連なりでXの文字をつくる「レター・エックスLetter X」という種目や、さらにすべての枠が当り数字で埋まる「ブラック・アウトBlack Out」という種目などがあり、これらを達成したビンゴ・カードをもつ参加者が最終勝者となることが多い。このように、アメリカ方式ではたとえ1列のラインから賞金の獲得がスタートするにしても、続けて行われるあとの種目のほうが通常は賞金が高額となる。そのため、日本のビンゴは時間とともにゲームへの興味が薄れていきがちだが、アメリカ方式では興味を持続させることができる。

 ビンゴはチャリティー目的で、教会などでもよく行われているが、それらは違法のギャンブルとは解釈されないことが通例である。ただしチャリティー目的の場合、賞金額の上限や賭け金の範囲が定められている。

 ビンゴの賞金額について、ネイティブ・アメリカンの自治区では特例がある。1979年、フロリダ州に住むネイティブ・アメリカンの民族グループ、セミノールSeminoleが、州で定められていた上限をはるかに超える賞金額のビンゴを始めた。州との訴訟において、セミノールが主張したのは次のような内容であった。いわく、「チャリティーも含めてフロリダ州ではビンゴ自体は違法ではない。チャリティーなどでのビンゴの賞金額の上限は法に明記されたものではなく、州によって規制されるものであるが、われわれの土地(自治区)においては自治権が憲法で保障されており、上限を変える権利がある」と。この主張は認められ、他州のほかの先住民集団の間にもビンゴのブームが飛び火した。現在では賞金額が10万ドルに達するものもある。

 なお、「ビンゴ」という名称は、「19世紀なかば以降、20世紀前半までは別のゲームを表すものとして使用されていた」と、スカーンJohn Scarne(1903―1985)の著書Scarne’s New Complete Guide to Gamblingにある。この時期、映画やショーのチケットを購入すると、そのチケットに切り離すことができる特定番号のおまけがついており、その番号が当り番号に選ばれた何人かの観客に賞金や商品が当たる一種のくじ引きのようなゲームがあり、「シアター・ビンゴTheater Bingo」とよばれていたという。読み上げられた番号をもつ観客は、「ビンゴ!(あたり!)」と声をあげることになっていたため、その名称が20世紀のギャンブル場でも使用されるようになったのである。

[谷岡一郎 2025年11月17日]

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改訂新版 世界大百科事典 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ
bingo

数を記した球または紙片を取りだし,縦横に任意の数字を記した別紙の上に,現れた数字と合致すると印をつけ,縦または横にはやく合致した数を5個並べた者を勝ちとする遊び。1530年代にイタリアで始まり,18世紀にはヨーロッパに,19世紀には世界各地に広まった。ヨーロッパでは賭博として企業化され,数百人収容できるビンゴクラブがある。ここでは中央に数字表示板を置き,一度に多数がかけられる。イギリスはとくに盛んで女性たちに人気があり,ビンゴゲーム専用列車もある。ビンゴの変型はアメリカでキーノkenoと呼ばれ,5個以上同じ数字が並んだ場合は賞金額が飛躍的に増加するルールになっている。日本では1950年代にアメリカから伝わったが,流行することはなかった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ
bingo

遊戯の一種。遊び方は各種あるが,一般には1から 75までの数字を書いたボールを1つずつ抽選して,書いてある数字と手元のカードの数字を合せる方法が用いられる。カードには縦横5枡ずつ計 25枡のうち中央の1枡を除いた 24枡に1~75までの数字が書かれており,ボールの数字と合ったときカードの数字を消していく。いちばん先に縦,横,斜めのいずれか1列に5枡連続して消した者が勝ちとなり,賭け金を1人でもらう。日本へは第2次世界大戦後賭博の一種としてアメリカから輸入され一時盛んになった。現在では金銭ではなく景品を争うゲームとして,社内の宴会の余興などで盛んに行われている。

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百科事典マイペディア 「ビンゴ」の意味・わかりやすい解説

ビンゴ

室内ゲームの一種。1530年代にイタリアで始まり,19世紀に世界各地に広まった。縦横各5列の24ます目(中央のます目は除く)に1〜75の異なる数字を記入したカードを参加者に渡し,ボールや矢で数字を選び,その数字がカードにあれば消していき,縦・横・斜めのいずれか1列を早く消した者が勝つ。

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