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まる

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


まる

日本の船名のあとにつけられる語で,使われた上限は 12世紀末期までさかのぼる。一般に普及したのは室町時代以後で,小船を除いてほとんどの船が船名のあとにこの丸号をつけた。その由来には諸説があって,定説はない。しかし目下のところでは,刀や楽器などに丸をつけたのと同様に,船主が自己の所有船に対する愛称として用いたとする説が最も無難のようである。

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デジタル大辞泉の解説

がん【丸】[漢字項目]

[音]ガン(グヮン)(呉) [訓]まる まるい まるめる
学習漢字]2年
〈ガン〉
まるい粒・塊。「丸薬一丸睾丸(こうがん)弾丸砲丸
丸薬。「地黄丸(じおうがん)長命丸
〈まる〉「丸顔丸首丸腰丸太丸裸本丸
[名のり]まろ

まる【丸/円】

《「まろ」の音変化》
[名]
まるい形。円形。また、球形。「該当する項目を―で囲む」
答案などに正解または合格・優良の評価の意味でつけるまるい印。「正しい答えに―をつける」「図画で三重―をもらう」

句点。文の終わりにつける「。」の符号。
半濁点。「ぱ」「ピ」などの「゜」の符号。
数字の零を読み上げるときにいう語。「一(いち)―三(さん)―(=10時30分)に到着」
金銭のこと。会話で親指と人差し指とで輪をつくって示すこともある。

㋐《甲羅が円形であるところから》主に関西で、スッポンのこと。
「鯛と烏賊のつくり合せや、―の吸物に」〈里見弴多情仏心
㋑料理に使う骨付きのドジョウ。また関西で、ウナギのこと。
城郭の内部。近世の城郭で内郭・外郭の外周をいい、その位置から本丸、二の丸、三の丸などと称する。「―の内」
円形の紋所の名。円形単独のもののほか、薄(すすき)の丸、鶴の丸など他の模様と組み合わせたものもある。
完全で、欠けたところのないこと。また、全部を包含していること。まるごと。「リンゴを―のままかじる」
「―に一夜さ添ひ果てず」〈浄・無間鐘〉
10
㋐重さの単位。一丸は50斤で、約30キロ。
㋑和紙を数える単位。一丸は、半紙では6締め、奉書紙では10束。
11 江戸の吉原遊郭で、遊女の揚代が倍額になる日。正月や節句の日など。丸の日。
[接頭]
数詞に付いて、その数が欠けることなく満ちている意を表す。「―一日」「―一月(ひとつき)」
名詞に付いて、完全にその状態である、の意を表す。全体。そっくり。「―もうけ」「―焼け」
[接尾]《「まろ(麻呂)」から転じて》
人名、特に稚児に用いる。「石童―」「牛若―」
船の名に用いる。「海神―」
刀・楽器その他の器物の名に用いる。「蜘蛛切(くもきり)―」
犬や馬などの名に用いる。「常陸(ひたち)―」「木下―」
[下接語]角(かど)丸北の丸黒丸三の丸樽(たる)丸手丸出丸問(とい)丸唐丸胴丸西の丸二重丸二の丸日の丸本丸丸丸真ん丸

まろ【丸/円】

[名・形動ナリ]
まるいもの。また、まるいさま。
「大きなる松の木などの二三尺にて―なる」〈・三〇六〉
丸々とふとっているさま。
「―にうつくしく肥えたりし人の」〈・宿木〉
まるまる全部。
「秀歌を―ながら取られて侍るが」〈毎月抄
銭(ぜに)。
「銭を―ともいふなり」〈塵添壒嚢抄
他の語の上に付いて複合語をつくり、ひとかたまりのままの、そのままの、などの意を表す。
「紐解かず―寝をすればいぶせみと」〈・四一一三〉

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大辞林 第三版の解説

がん【丸】

魚肉などをたたいて団子状にしたもの。
丸薬がんやくの意。 「地黄じおう-」

まろ【丸】

〔「まる(丸)」の古形〕
( 形動ナリ )
まるいさま。円形であるさま。 「黒う-に見えたる、いとをかし/枕草子 251
太ってふっくらとしているさま。 「 -にうつくしく肥え給へりし人の/源氏 宿木
手を加えない全体。全部。 「秀歌を-ながらとられて侍るが/毎月抄」
( 名 )
銭。 〔 壒 囊鈔〕

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世界大百科事典内のの言及

【舟∥船】より


【船の歴史】
 ごく初期の舟には,大別して三つの構造様式がある。それは(1)丸木舟,(2)いかだ,(3)動物の革(皮)の舟である。丸木舟は大きい丸太をくり抜き,両端をとがらせて作るため〈くり舟dugout〉とも呼ばれる。…

※「丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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