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ピアソン報告 ピアソンほうこくPearson Report

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピアソン報告
ピアソンほうこく
Pearson Report

マクナマラ国際復興開発銀行 (世界銀行) 総裁の委嘱を受けた L.ピアソン元カナダ首相を委員長とする国際開発委員会 (通称ピアソン委員会) が,1969年 10月の世界銀行年次総会に提出した報告書。正式には『開発におけるパートナー』 Partners in Development (邦訳『開発と援助の構造-ピアソン委員会報告』) 。経済開発と援助に関する理念を述べ,1960年代の発展途上国に対する援助を総括し,70年代における新しい援助に対して 68項目に及ぶ勧告を行なっている。基本的には南北問題を経済開発問題と解釈し,既存の国際経済体制の枠内でその解決を目指していたなどの限界をもっていた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ピアソンほうこく【ピアソン報告 Pearson Report】

1969年に発表された発展途上国の援助問題に関する包括的な報告書。世界銀行の委嘱を受けた,元カナダ首相L.B.ピアソンらが中心となった〈国際開発委員会(ピアソン委員会)〉が,約1年間の調査活動の結果とりまとめたものである。《Partners in Development》として出版された。 これは1950年代初めから約20年間の開発に関する経験が積み重ねられ,その後の20~30年間に発展途上国が自立化するという展望がもたれるに至った時点において,経済援助政策について考慮すべきすべての問題点を網羅し,かつ将来にむけての援助供与の指針を明確にした重要な国際的報告書である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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