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ピトー管 ピトーかん Pitot tube

翻訳|Pitot tube

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピトー管
ピトーかん
Pitot tube

流れの総圧静圧の差をはかって動圧を求め,それから流れの速さを求める計器。ベルヌーイの定理によれば,1本の流線に沿って,流れの速さ q ,静圧 p の間には関係式 ρq2/2+pp0 ( p0 は一定,ρ は流体の密度) が成り立つ。

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デジタル大辞泉の解説

ピトー‐かん〔‐クワン〕【ピトー管】

流速計の一種。流れの総圧を計るための先端に穴をあけた管と、静圧を計るための側面に穴をあけた管とを用い、総圧と静圧の差から動圧を測定して流速を知る。フランス物理学者ピトー(Henri Pitot)が1728年に考案。

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百科事典マイペディアの解説

ピトー管【ピトーかん】

ベルヌーイの定理を用い流速を測る装置。重力を無視すれば一つの流線についてp+(ρv2/2)=C(p,ρ,vは流体中の静圧,流体の密度,流体の速度,Cは定数)が成り立つ。
→関連項目サルログ速度計マッハ計流速計

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世界大百科事典 第2版の解説

ピトーかん【ピトー管 Pitot tube】

流体の粘性や圧縮性が無視できれば,1本の流線の上でベルヌーイの定理が成り立つ。ただし,Ptは全圧(Pa),Psは静圧(Pa),ρは密度(kg/m3),vは流速(m/s)である。静圧は静止している流体中の物体に作用する圧力で,第2項は流れの速度が変わるとき,運動量の変化に基づく圧力で動圧という。動圧と静圧との和が全圧で,流れの中に静止した物体に作用する。 ピトー管の構造を図に示す。先端部Aの圧力はピトー管によって流れが止められるので,v=0,その圧力は全圧に等しく,Bは流れの静圧を取り出す位置に開口しているからA,Bの2点の圧力差をとると動圧が得られる。

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大辞林 第三版の解説

ピトーかん【ピトー管】

〔フランスの物理学者ピトー(H.Pitot1695~1771)が考案〕
気体・液体の流速を求める装置。側面に穴のあいた外管と先端が開いた内管とを組み合わせた二重管を流体中に置き、内管(総圧)と外管(静圧)との圧力差(動圧)を U 字管で直接測定して流速を求めるもの。航空機の速度計や流量計などに用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピトー管
ぴとーかん

フランスのピトーHenri Pitot(1695―1771)によって1728年につくられた流速計の一種。速さvの流れの中に物体を置くと、流速がゼロの点ができ、その点をよどみ点という。ベルヌーイの定理によれば、密度変化をしない流体では、よどみ点の圧力p0は、密度をρとすると、
  p0p+(1/2)ρv2
で与えられる。ここに、右辺第1項は静圧、第2項は動圧で、左辺のよどみ点の圧力は、よどみ圧または総圧という。ピトー管はよどみ圧を測るようくふうされているもので、管を流れに向けて入れる。管の先端部の小さな穴のところでは、流速はゼロになっており、その点のよどみ圧は、管の空気を通して連通管の一方の水にかかる。連通管の他方は大気の圧力しかかかっていないので、連通管の水の高さの差hを測れば、よどみ圧を求めることができる。飛行機の翼や胴体の先端に取りつけて、よどみ圧と大気圧の差から、飛行機の速度を測るのに、主として利用されている。[池内 了]

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