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フラッパー フラッパーflapper

翻訳|flapper

デジタル大辞泉の解説

フラッパー(flapper)

[名・形動]おてんば娘。また、はすっぱに振る舞うさま。
「蝶ちゃんには、なかなか―なところがあるんだね」〈岡本かの子生々流転

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世界大百科事典 第2版の解説

フラッパー【flapper】

元来〈まだ十分に飛べないひな鳥〉〈まだ社交界に出ていない少女〉の意味もあるが,第1次大戦後のアメリカに出現した若い女性のタイプを指す。旧来の〈お上品な伝統〉に史上初めて挑戦した,自由で解放された女性で,いわゆるジャズ・エージの花形であった。彼女らを特徴づけるのは,諸事に対するシニカルな態度,セックスへの積極的関心,そして飲酒・喫煙を含む風俗や,大胆なファッションの誇示などであった。とくに画期的なのはそのファッションで,裾が膝までしか届かないストレートドレスショート・ヘア,ペティコート追放,大戦後に初めて現れた化粧品(真っ赤な口紅,アイシャドーなど)がトレードマークであった。

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大辞林 第三版の解説

フラッパー【flapper】

はすっぱな娘。おてんば娘。 〔昭和初期に用いられた語〕

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世界大百科事典内のフラッパーの言及

【ジャズ・エージ】より

…それはまず,若い女性の服装の革命的な変化に象徴的に現れている。スカートの裾がアメリカ史上初めて膝まで上がり,腕はまる出し,断髪,濃い口紅,アイシャドーなどが,当時フラッパーと呼ばれた女性たちのシンボルとなった。おとなしい旧来のダンスではなく,脚を上げて跳ねまわるような,〈お行儀の悪い〉チャールストンが流行,未婚女性の,付添いなしの異性交遊も初めておおっぴらになり,異性間のペッティングさえ一般的になってくる。…

【ブルックス】より

…15歳のときからニューヨークで踊りを学び,〈レビュー王〉といわれた,ブロードウェーの大プロデューサー,フローレンツ・ジーグフェルド(1867‐1932)に認められて彼のショー〈ジーグフェルド・フォリーズ〉の踊子となる。ハーバート・ブレノン監督《或る乞食の話》(1925)の端役で映画デビュー,〈ボブ・ヘア〉スタイルを売りものに〈フラッパー〉と呼ばれた当時のモダン・ガールを型どおりに演じつづけたのち(《百貨店》1926,《夜会服》1927,等々),ハワード・ホークス監督《港々に女あり》(1928),ウィリアム・A.ウェルマン監督《人生の乞食》(1928)で才能ある女優として認められる。しかし真価を示した代表作は,G.W.パプスト監督に招かれて出演したドイツ映画《パンドラの箱》《淪落の女の日記》(ともに1929)であり,とくに《パンドラの箱》(原作はドイツの劇作家フランク・ウェーデキントの連作戯曲《地霊》《パンドラの箱》)で演じた娼婦ルルによって世界的に注目を浴び,その後もルルはウェーデキントの原作よりもむしろこの映画によって伝説的な存在となり,のちにジャン・リュック・ゴダールは,彼の映画《男と女のいる舗道》(1962)でアンナ・カリーナが演じた娼婦ナナに,ルルのヘア・スタイルとメーキャップをさせたといわれる。…

※「フラッパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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