コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フランクフルト学派 フランクフルトがくは Frankfurter schule

6件 の用語解説(フランクフルト学派の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フランクフルト学派
フランクフルトがくは
Frankfurter schule

フランクフルト大学および同大学社会研究所 (1923設立) に所属する T.アドルノ,M.ホルクハイマー,M.マルクーゼ,J.ハバーマスらを中心メンバーとした一学派。彼ら相互の交流を通じて形成された「拒絶の精神」と名づけられる精神的基盤を特徴としている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

フランクフルト‐がくは【フランクフルト学派】

1930年代以降、フランクフルトの社会研究所に参加した一群の思想家たち。マルクス主義精神分析学・アメリカ社会学などの影響のもとに批判理論を展開、現代社会の総体的解明をめざした。ホルクハイマーを中心に、アドルノフロムマルクーゼベンヤミン・ノイマンらがおり、第二次大戦後はハーバーマスシュミットらが活躍している。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

フランクフルト学派【フランクフルトがくは】

1923年に設立されたドイツフランクフルト大学〈社会研究所〉,またその機関誌《社会研究》によって活躍した研究者,思想家の総称。Frankfurter Schuleと呼ぶ。
→関連項目フランクフルト・アム・マインレヴィン

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

フランクフルトがくは【フランクフルト学派 Frankfurter Schule】

1930年代以降,ドイツのフランクフルトの社会研究所,その機関誌《社会研究Zeitschrift für Sozialforschung》によって活躍した一群の思想家たちの総称。M.ホルクハイマー,T.W.アドルノ,W.ベンヤミン,H.マルクーゼ,のちに袂(たもと)を分かったE.フロム,ノイマンFranz Leopold Neumann(1900‐54)たちと,戦後再建された同研究所から輩出したJ.ハーバーマス,シュミットAlfred Schmidt(1931‐ )らの若い世代が含まれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

フランクフルトがくは【フランクフルト学派】

1930年代以降、フランクフルトの社会研究所に拠って活躍した一群の思想家たち。マルクス主義・精神分析学・アメリカ社会学などの影響の下に批判理論を展開。ホルクハイマー・アドルノ・ベンヤミン・マルクーゼ・フロム・ノイマンらがいる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フランクフルト学派
ふらんくふるとがくは
Frankfurterschuleドイツ語

広義には、1920年代以来ドイツのマルクス主義的学術研究の拠点であったフランクフルトの社会研究所に拠(よ)った人々の総称であるが、狭義には、30年代以降ホルクハイマーの指導下に同研究所に集まったポロック、アドルノ、ベンヤミン、マルクーゼ、フロム、F・L・ノイマンたち一群の思想家に、第二次世界大戦後の彼らの弟子にあたるハバーマス、シュミットAlfred Schmidt(1931― )ら若手研究者の一団を加えた総称である。彼らは正統派マルクス主義の教条主義に反対しつつも、なんらかの意味でマルクスの批判的動機を受け継ぎ、それをフロイトの精神分析学やアメリカ社会学の経験的方法と結び付けて、現代の経験を踏まえた「社会の批判的理論」を展開した。30年代から40年代にかけての亡命中は、機関誌『社会研究紀要』によってファシズムへの思想的抵抗を貫き、また、『権威と家族』(1938)、『権威主義的性格』(1950)などの優れた共同研究を生み出すとともに、西欧文明への根本的な省察(たとえば『啓蒙(けいもう)の弁証法』1947)を行い、戦後は管理社会や大衆文化、学界における実証主義的傾向などに鋭い批判を加えた。
 その特色は、実証主義へ反対しつつ、社会批判と理性批判を統合する「社会の批判的理論」を旗印として、独自のユダヤ的ユートピア意識と、否定性を強調する弁証法解釈に基づき、フロイトをはじめとする新しい実証科学の成果を批判的に継承しつつ、哲学、科学、芸術など近代文明の全般にラディカルな批判を展開したところにある。前記の著作のほか、アドルノの『否定的弁証法』(1966)、フロムの『自由からの逃走』(1941)、ノイマンの『ビヒモス』(1942)、マルクーゼの『エロスと文明』(1955)、『一次元的人間』(1964)、ベンヤミンの『歴史哲学テーゼ』(1939)、ハバーマスの『理論と実践』(1963)、『認識と関心』(1968)、シュミットの『マルクスと自然概念』(1962)などは、その多彩な業績の一端である。[徳永 恂]
『徳永恂著『現代批判の哲学』(1979・東京大学出版会) ▽A・シュミット著、生松敬三訳『フランクフルト学派』(1975・青土社) ▽M・ジェイ著、荒川幾男訳『弁証法的想像力』(1975・みすず書房) ▽清水多吉著『1930年代の光と影』(1977・河出書房新社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のフランクフルト学派の言及

【精神分析】より

…それは,社会・文化事象の理解に心理学的視点を導入するさまざまな試みを促進し,大衆社会論,大衆文化批判などを生みつつ,社会科学を革新するうえで大きな役割を果たした。 第3は,M.ホルクハイマー,T.アドルノ,H.マルクーゼら,のちにフランクフルト学派とよばれる人々によるフロイト主義の批判的摂取である。彼らは20年代のワイマール・ドイツで,フランクフルトの社会研究所に拠って,マルクス主義に基づく独自な批判的理論を形成したが,精神分析に深い関心を抱いていた。…

※「フランクフルト学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

フランクフルト学派の関連キーワードフランクフルトホルクハイマーフランクフルトソーセージFRAGBCフランクフルト大聖堂フランクフルト証券取引所フランクフルト歌劇場管弦楽団フランクフルトマラソンフランクフルト・ムゼウム管弦楽団

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

フランクフルト学派の関連情報