デジタル大辞泉
「フード」の意味・読み・例文・類語
フード(food)
食べ物。食品。「ファーストフード」「ペットフード」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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フード
- 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] hoed [英語] hood )
- ① 頭をゆったりおおう頭巾(ずきん)風の帽子。外套に取りつけたものや、乳幼児用のものなどがある。
- [初出の実例]「笠云二フウト一」(出典:采覧異言(1713)一)
- ② 煙や臭気を排出させるために、かまどや便所の上などに取りつける天蓋(てんがい)形の空気抜き。
- [初出の実例]「送風器のフードをあわせてふちの穴に一個ずつビスをつめこみ」(出典:青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉二)
- ③ 機械、器具などの覆い。
- ④ 写真撮影の際、不要な光を遮るためにレンズの先に取りつける覆い。
- ⑤ 自動車のボンネットのこと。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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フード
ふーど
hood
頭部と首をすっぽり覆う頭巾(ずきん)型のもの。後頭部の先は角張っているものや丸いもの、とがって垂れているものなどがある。柔らかい布地や毛皮などを用い、衣服に縫い付けてあったり、裁ち出したり、ボタンやファスナーで止め付けたりするもののほか、単独にあごの下で結んだり、肩まで覆ったりするものもある。レインコート、オーバーコート、パーカ、スノーウエアのフードは、本来は防雨、防寒、防風などが目的であるが、最近ではデザイン的要素が強いものも多い。原型はローマ時代のククルスcucullusとよばれる頭巾がマントについたバンドククルスや、ビッラにみられる。また、エスキモーのアノラックのように、北方では、もっとも基本的な被(かぶ)り物であった。11世紀ごろになって、旅の機会が多くなると、ヨーロッパの人々はフードを愛用した。これは、南方系のベールやターバンとは違い、首もとに沿って形づくられるという、北方系の特徴をもっていた。中世のシャプロン、カピュションなどは、その典型である。中世を通してフード付きの、マントや衣服は、農民や聖職者、学生などに用いられてきている。
[浦上信子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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フード
レンズの先端に取り付けて、画角外からの光がレンズ前面にあたり、レンズ内部で乱反射をして、 フレア などが起きるのを防ぐ器具のこと。ズームレンズ用のフードでは、もっとも広角側に合わせて設計をしてあるから、望遠側ではまったく効果がなく、フレアが出ることもある。こういう場合には「ハレ切り」といって、黒紙や手などで斜め方向からレンズに入る光をカットするとフレアを防ぐことができる。なお、原語 hoodの発音は「フッド」に近いが、フードという名称で定着している。
出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報
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フード
hood
外衣に付属する頭巾型かぶりものの一種。防寒,防暑,防雨などのために原始時代から頭をおおう布や皮が使われていたが,ショールやスカーフ形式,帽子形式,チャドリ形式の原型から徐々に発達し,中世では衣服の一部として用いられた。今日では儀礼用のもののほか,首に結びつける帽子形態のものも含めて一般にフードと総称する。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のフードの言及
【帽子】より
…その発生の歴史は古く,種類も多様である。クラウン(山の部分)とブリム(つば)からなるハットhat,頭巾型のフードhood,つばのないキャップcap,ひさしがつきあごで結ぶボンネットbonnetなどが基本型といえよう(図)。
[古代]
頭に何物かをかぶるという習慣は古くから発生していた。…
※「フード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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