ブラッドリー(Andrew Cecil Bradley)(読み)ぶらっどりー(英語表記)Andrew Cecil Bradley

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ブラッドリー(Andrew Cecil Bradley)
ぶらっどりー
Andrew Cecil Bradley
(1851―1935)

イギリス文学者批評家。哲学者F・H・ブラッドリーの弟。シェークスピア学者として傑出し、シェークスピアのいわゆる四大悲劇を分析する『シェークスピア悲劇』(1904)は精緻(せいち)な性格論と悲劇の哲学的洞察により斯学(しがく)に一時期を画した。母校オックスフォード大学の詩学教授を務め(1901~06)、その『詩学講義集』(1909)も好著

[冨原芳彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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