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プエブロ文化 プエブロぶんか

百科事典マイペディアの解説

プエブロ文化【プエブロぶんか】

米国のプエブロ・インディアンの文化。バスケット・メーカー文化後,700年ごろ出現,現代に及び,5期に分けられる。I,II期(プエブロ発展期)は700年―1100年ごろで,土器を用い,小村落を形成。

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世界大百科事典 第2版の解説

プエブロぶんか【プエブロ文化】

北アメリカ南西部の北部高原地帯に発展したアメリカ・インディアン(プエブロ族)の先史文化。アナサジ文化後半期に比定され,バスケット・メーカー文化に次ぎ,スペイン人による植民当時まで継続した。経済基盤はトウモロコシ,豆,カボチャ栽培を中心とする農耕活動にあった。乾燥地帯であるため,水利に意が注がれ,ダム,灌漑用水路,テラスの建設による集約的農耕が営まれた。ワタの栽培とその織物製作,多彩色土器の製作,各種のかご類とサンダル類の製作などに特徴づけられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プエブロ文化
ぷえぶろぶんか
Pueblo

北アメリカ南西部の北部地方、アナサジ亜領域(現在のニュー・メキシコ、アリゾナ両州の北部、およびコロラド、ユタ両州の南部地方)にバスケットメーカー文化に次いで発展した先史文化。期(約1300~1100年前)から期(約600~300年前)に分けられる。新大陸独自の農耕体系、アドベ(日干しれんが)や石積みの大規模集落に特徴づけられる。
 16世紀以降スペイン人の植民地建設に伴い文化は変化したが、現在に至るまでその統一性は維持されている。もっとも発展したのはプエブロ期(約900~600年前)で、渓谷の崖(がけ)に形成された窪(くぼ)みや平地に石積みの集合住居を建設した。とくにチャコ・キャニオンのプエブロ・ボニート遺跡やメサ・バード国立公園のクリフ・パレス遺跡は3~4階建ての住居と宗教的建造物であるキバKivaからなる防衛的な大集落である。農地は集落の外に設けられ、天水利用と水路による灌漑(かんがい)の両方がとられた。地下式のキバを中心に複雑な宗教儀礼が発達していた。[小谷凱宣]

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