プシロフィトン(英語表記)Psilophyton

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プシロフィトン
Psilophyton

シダ植物古生マツバラン綱古生マツバラン目の化石属。原始的なシダ植物で,葉はなく,刺状の突起と毛がある。幹は横にはう地下茎から直立し二叉に分岐し,細い地上となる。沼沢地に群生していたものと考えられている。シルル紀後期からデボン紀中期に栄えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

プシロフィトン【Psilophyton】

古生マツバラン類(無葉類)のトリメロフィトン目に属する絶滅シダ植物の1属。ドーソンJ.W.Dawsonが1859年にカナダのガスペ半島の前期デボン紀の地層から報告したプシロフィトン・プリンセプスP.princepsは葉も根もなく〈葉のない植物〉という意味でプシロフィトンと命名され,初期の陸上植物と考えられた。ドーソンの復元図はばらばらに産した化石をまとめて作りあげたもので別植物の部分も含まれ,後の混乱の原因となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

プシロフィトン【Psilophyton】

古生代のシルル紀末からデボン紀中期に生育していた化石植物。マツバランに似た外形で、茎には維管束がある。小葉の祖型と考えられるとげ状の突起がまばらにあり、枝先に胞子囊をつける。原始的な陸生シダ植物と考えられている。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

プシロフィトン

〘名〙 (psilophyton) 古生代シルル紀末からデボン紀の地層から化石として発見された原始的シダ植物の一つ。高さ二〇センチメートル内外。葉と根がなく、茎に鱗片状の突起を生じる。胞子嚢は楕円体で茎の先端に着く。〔英和和英地学字彙(1914)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ラグビーワールドカップ2019日本大会

2019年9月20日から11月2日まで、日本で行われる15人制ラグビーの世界大会。ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビー(World Rugby)が主催し、ナショナルチームの世界一を決定...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android