コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

プロトロンビン プロトロンビン prothrombin

翻訳|prothrombin

5件 の用語解説(プロトロンビンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プロトロンビン
プロトロンビン
prothrombin

トロンボーゲンあるいはトロンビノーゲンともいう。酵素蛋白質の一種で,トロンビンの前段階にある非活性物質で,リン脂質によって活性化されトロンビンになる。血漿のβ-グロブリン分画中に存在し,肝臓で生成されるが,この際にビタミンKが必須である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

プロトロンビン(prothrombin)

血漿中にある、血液凝固の第2因子。肝臓で生合成され、トロンボプラスチンカルシウムイオンの作用を受けて活性型のトロンビンとなる。トロンボーゲン。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典の解説

プロトロンビン

 血液凝固因子であるトロンビンの前駆体で,特異的なプロテアーゼによって活性化されて,プロテアーゼであるトロンビンを生じる.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

プロトロンビン【prothrombin】

血漿けつしよう中に含まれる糖タンパク質。トロンビンに変わって血液凝固に関与する。肝臓で生成され、その際、ビタミン K を必要とする。トロンボゲン。 → トロンビン

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プロトロンビン
ぷろとろんびん
prothrombin

血漿(けっしょう)タンパク質の一つ。血液凝固の第因子で、トロンビンの前駆体。セリンプロテアーゼ(タンパク分解酵素)の一つである。肝臓でつくられ、電気泳動的にはα2-グロブリン分画にあり、コーン分画-2に含まれる。なお、コーン分画法は、アメリカの物理化学者コーンEdwin Joseph Cohn(1892―1953)が確立した、いろいろな血漿タンパク質を分離する方法であるが、現在は使われていない。ヒト血漿1リットル中に0.15~0.2グラム含まれる。ビタミンK不足や肝障害で減少する。分子量約6万9000~7万2000で、1976年に581残基のアミノ酸配列が決定された。アミノ末端近くに4-またはγ(ガンマ)-カルボキシグルタミン酸が10個あり、カルシウムCa2+が結合しており、リン脂質二重層(細胞膜の基本構造体)での活性化促進反応に関与している。3個のアスパラギンには糖鎖(グルコースなどの糖がいくつかつながったもの)がついている。
 血液凝固の第二相において、第因子、リン脂質、カルシウムイオンの共存下で、活性化された第因子がプロトロンビン分子に作用してアミノ末端から273番目までのペプチドを切り離し、さらに322番目のアルギニンと323番目のロイシンの間のペプチド結合(Arg322-Leu323)を切って、分子量約3万7000のα-トロンビンとなる。N末端近くには約10残基の4-またはγ-カルボキシグルタミン酸があり、カルシウムイオンを結合している。トロンビンは第因子であるフィブリノーゲン中のアルギニンとグリシンの間のペプチド結合を切断してフィブリノペプチドを遊離し、フィブリンへ変換する。[野村晃司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のプロトロンビンの言及

【血液凝固】より

… 内因系の血液凝固は,XII因子,XI因子,プレカリクレインが固相に吸着されて,固相上で活性化されることによって開始される。血液凝固の作用が開始されると,ひきつづいて各因子による連鎖反応が起こり,形成された複合体にII因子(プロトロンビン)が結合して活性化され,活性化II因子(トロンビン)がフィブリノーゲンに働きフィブリンに転換する。フィブリンは自然に重合を起こし,フィブリン網を形成し,血液はゲル化する。…

※「プロトロンビン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

プロトロンビンの関連キーワード乾燥血漿代用血漿プラズマフェレーシス血漿アミノ酸比血漿しゃ血血漿タンパク質血漿製剤血漿水分血漿輸注多血小板血漿

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

プロトロンビンの関連情報