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ヘスの法則 ヘスノホウソク

デジタル大辞泉の解説

ヘス‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【ヘスの法則】

化学反応において発生または吸収される熱量は、反応の初めと終わりの状態だけで決まり、途中の状態には関係しないという法則。1840年にG=H=ヘスが発見。総熱量不変の法則。総熱量保存の法則。

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百科事典マイペディアの解説

ヘスの法則【ヘスのほうそく】

ある一連の化学反応において発生または吸収される熱量は,その反応の始めの状態と終りの状態だけできまり,その途中の経路にはよらないという法則。エネルギー保存の法則から当然導かれるものであるが,それ以前に1840年にスイス生れのロシアの化学者G.H.ヘス〔1802-1850〕によって発見された。
→関連項目生成熱

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法則の辞典の解説

ヘスの法則【Hess' law】

反応熱総和一定の法則*反応熱加成則*などとも呼ばれる.化学反応に伴う熱変化(エンタルピー変化)は,反応前後の物質の種類と状態とが同じであれば,経路によらず一定となる.

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘスのほうそく【ヘスの法則 Hess’ law】

反応熱の大きさは,その反応の初めの状態と終りの状態が定まれば,途中の道筋のいかんによらない,という熱化学上の重要な法則。エネルギーが保存されることを主張する熱力学第1法則が確立する以前の1840年に,スイスのヘスGermain Henri Hessによって,実験的に見いだされたもので,〈総熱量保存の法則〉とも呼ばれる。この法則により,熱量変化を含めた熱化学方程式の加算,減算が可能になり,直接測定の困難な反応熱を別の反応熱データを用いて算出することができる。

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大辞林 第三版の解説

ヘスのほうそく【ヘスの法則】

化学反応に伴う反応熱は、その反応の初めと終わりの状態だけで決まり、その途中の道筋によらない、という法則。 G = H =ヘスが1840年に発見。この内容は熱力学第一法則に含まれる。総熱量不変の法則。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘスの法則
ヘスのほうそく

総熱量保存の法則」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘスの法則
へすのほうそく
Hess' law

化学変化において、発生または吸収される熱量は、変化の始めと終わりの状態で決まり、途中で経過する過程には関係しない、という熱力学の基本法則の一つ。総熱量の法則ともいう。1840年ころスイス生まれのG・H・ヘスによって実験的に求められた。
 この法則は、エネルギー保存則を化学変化に適用したと考えてよい。すなわち、反応にあたって出入りする熱量は、反応の際の結合の組み換えに伴うものであるから、反応物のもつ結合エネルギーは、組み換えによって生成物の結合エネルギーに変換され、その過不足が反応熱として観測されるのである。ヘスの法則を用いると、熱化学方程式を代数式のように用いて、いろいろな化学反応の反応熱を求めることができる。[下沢 隆]

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