コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヘブライ法 ヘブライほう

3件 の用語解説(ヘブライ法の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

ヘブライ法【ヘブライほう】

ヘブライに行われた法の総称。その主要な法源旧約聖書およびタルムードにみられる。ヘブライ人の法的生活が原始段階から発展した過程が現れている。〈神によって与えられた啓示法〉という強い宗教的色彩,道徳との未分化,共同体法秩序の優越,個人間契約の未発達などが特徴。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘブライ法
ヘブライほう

ユダヤ法」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘブライ法
へぶらいほう

『旧約聖書』に含まれている法規範をいう。とくに「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」のいわゆるモーセ五書主として散在し、ユダヤ教ではこの五書を「律法」(トーラー)と総称している。民族的信仰によれば、イスラエルの民が奴隷生活を強いられたエジプトから脱出する途中、シナイで神ヤーウェが民族解放の指導者モーセに啓示したもの、とされる。
 ヘブライ法には二つの形式のあることが指摘されている。一つは「あなたは……しなければならない(してはならない)」という断言的形式である。宗教的道徳的重罪にかかわるものを対象としており、性格上宗教法、すなわち神殿において神の権威をもって告げられたもの、いわば神の戒めである。他の一つは条件法的形式のもので、「もし人がこれこれの罪を犯すならば、かくかくの罰を受けなければならない」というものである。前者はイスラエル以外ではまれにしかみられない独特の形式であり、後者はカナン法をはじめ、シュメール、アッカド、ヒッタイトなど古代オリエントの法と共通する。イスラエル民族が宗教的契約共同体として、パレスチナの地で土着化していくなかで、共通の中心聖所での年ごとの祭儀において契約の具体的内容として民族固有の法が伝承されていくとともに、カナン法および古代オリエントの諸法をも取り込んでいった過程をうかがわせる。「出エジプト記」20章23~23章33は契約の書とよばれる法文であるが、ヘブライ法のなかでは最古のものに属するとされる。このほか、十戒(「出エジプト記」20章2~17、34章10~26、「申命記」27章15~26)、神聖法典(「レビ記」17~26章)、申命記法(「申命記」12~26章、28章)、祭司法典(「出エジプト記」25~31章、35~40章、「レビ記」1~7章など、「民数記」5~6章、8~30章)などをあげることができる。
 これら資料の編集は紀元前9世紀から前5世紀末までの大きな幅をもつ。しかし、上述の契約の書が前11世紀の時代史を背景としていると推論されるごとく、内容的にはかなり古くさかのぼるもののあることは、いうまでもない。[石川耕一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ヘブライ法の関連キーワードミシュナ・ヘブライ語供花会祭月臨時の祭保存療法ヘブライ花崗岩ヘブライ石大改革ベン・イェフーダ《ビブリア・ヘブライカ》

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone