西洋料理のソースの一種。小麦粉をバターで焦がさぬように炒(いた)めて牛乳で伸ばし、とろりとするまで煮つめ、塩、こしょう、ナツメグで調味したもの。牛乳を控えスープストックを加えたものもある。名の由来は、ルイ14世(1638―1715)に仕えたコック長ベシャメルBéchamelが、このソースを考案したからといわれる。色が白いのでホワイトソースともいう。用途により濃度が変わるので材料や煮つめ加減を調節する。おもに鶏肉(けいにく)、子牛肉、エビ、カニ、白身魚、野菜などのソースや煮込みに用いられるが、コロッケ、グラタンなどにも使用する。ベシャメルソースは白いソースの基本になるもので、チーズと生クリームを加えてモルネーソース、トマトを加えてオーロラソースなど多くのソースに利用される。
[河野友美・山口米子]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
入社後に配属される勤務地や部署が運次第で当たり外れがあるという状況を、開けてみなければ中身が分からないカプセル玩具やソーシャルゲームで課金アイテムを購入する際のくじに例えた言葉。企業のネガティブな制...
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新