ベシャメルソース

デジタル大辞泉 「ベシャメルソース」の意味・読み・例文・類語

ベシャメル‐ソース(béchamel sauce)

白いルーブイヨン牛乳でのばし、塩・胡椒こしょうで味を付け、煮詰めて作ったソース。他のソースのベースや、グラタンコロッケなどに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「ベシャメルソース」の意味・読み・例文・類語

ベシャメル‐ソース

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] béchamel sauce 「ベシャメル」は考案者のルイ一四世の料理人の名 ) 肉のだし汁などを加えた濃厚なホワイトソース。

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百科事典マイペディア 「ベシャメルソース」の意味・わかりやすい解説

ベシャメルソース

ホワイトソースとも。ルイ14世の料理人ベシャメルによって考案された。厚手の鍋を弱火にかけ,バターを入れてゆっくり溶かし,コムギ粉を加えて焦がさぬように十分炒める。こうしてできた白いルーに,牛乳を加えてなめらかになるまでかき混ぜる。ルーが熱い時は冷たい牛乳を,ルーが冷たい時は熱い牛乳を加えたほうが〈だま〉ができにくい。白いソースの中では最も基本的なもので,グラタンやクリームコロッケ,クリームスープなどに使われる。コロッケにはコムギ粉を多くして固めに,グラタンやスープには柔らかめにするとよい。応用ソースとしては,卵黄とおろしたグリュイエールチーズを加えたモルネーソースsauce Mornayや,薄切りにしたタマネギをゆでてバターで炒めたものを加えたスービーズソースsauce Soubiseなどがある。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ベシャメルソース」の解説

ベシャメルソース【béchamel sauce】

ホワイトルー(小麦粉とバターを焦げ色がつかないように炒めたもの)を牛乳で溶きのばして作るソース。塩・香辛料ブイヨンなどを加えることもある。グラタン・クリームコロッケなどに用いるほか、他のソースのベースにもなる。◇ベシャメルとは、ルイ14世の料理長の名ともオルレアン家執事の名ともいわれるが定かではない。

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