カトリック司教。東チモール東部のバウカウ生まれ。地元の神学校を経て、ポルトガルに留学。1981年リスボン神学校を卒業後、ローマでも学び、1982年東チモールに戻り神父、1988年司教に。1976年インドネシアが東チモールを武力で併合以来、独立派とインドネシア政府軍との紛争が続くなか、東チモール住民の大半を占めるカトリック教徒の精神的支柱として抵抗運動を支えた。東チモール住民の自治を訴え続け、非暴力抵抗運動を指導、インドネシア政府に対話を呼びかけてきた。1996年東チモール独立運動の指導者ジョゼ・ラモス・ホルタとともに「東チモール紛争の正当で、平和的な解決への尽力」という理由でノーベル平和賞を受賞。2002年司教職を健康上の理由により辞任し、2004年から宣教師としてモザンビークに赴任。なお、東チモールは2002年5月東チモール民主共和国として独立した。
[編集部 2017年12月12日]
硬骨魚綱スズキ目カジカ科に属する海水魚。宮城県以北の太平洋側、島根県以北の日本海側、オホーツク海南部、朝鮮半島から沿海州に分布する。体はほとんど滑らかで、側線の前下方に2、3列の小骨板があるが、鱗(うろこ)がない。頭の背面に先端が房状に分かれた3対の皮弁がある。前鰓蓋骨(ぜんさいがいこつ)の最上棘(きょく)は単一形で上方へ曲がる。腹びれは1棘2軟条からなる。体は赤褐色または褐色で、濃褐色と淡色の斑紋(はんもん)が入り混じる。腹面は白い。沿岸の岩礁域の藻場に多くみられる。雄は長い生殖突起をもち交尾する。産卵期は4~5月ごろで、岩の間に青色の卵塊を産み付ける。体長15センチメートルぐらいになる。よく釣れるが、食用としない。
[尼岡邦夫]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...
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