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ベントナイト bentonite

翻訳|bentonite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベントナイト
bentonite

粘土の一種。おもにモンモリロナイトという粘土鉱物からなり,白,淡緑などの色調を呈する。風化すると淡黄色に変わる。水の吸着性が強く,水に入れると短時間膨潤して崩れる。日本のベントナイトはおもにガラス質凝灰岩が変質したもので,新第三紀グリーン・タフ地域に層状に分布する。吸着剤,ボーリング用泥水,客土鋳型の結合剤など用途が広く,多量に採掘されている。

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百科事典マイペディアの解説

ベントナイト

膨潤土とも。モンモリロナイト,バイデライトなどを主成分とする粘土。層状,塊状で産する。日本では群馬県碓氷(うすい)川流域,山形県左沢(あてらざわ)地区などに産する。

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岩石学辞典の解説

ベントナイト

主としてモンモリロナイト(montmorillonite)またはバイデル石(beidellite)などの粘土のような物質でできている岩石で,これらはガラス質凝灰岩や火山灰が脱ガラス化作用や化学的変質作用によって形成されたものである.結晶も様々な量が含まれる.水に浸された場合には,ベントナイトは体積が8倍以上にも膨張する可能性がある[Knight : 1898, Spence : 1924, Ross & Shannon : 1929].ベントナイトは米国ワイオミング州のララミー(Laramie)およびビッグホーン(Big Horn)盆地のFort Benton層中で最初に発見された.

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栄養・生化学辞典の解説

ベントナイト

 コロイド性の粘土の一つ.物質を吸着するほか,イオン交換性があり,食品の製造や軟膏などに使う.

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世界大百科事典 第2版の解説

ベントナイト【bentonite】

膨潤土とも呼ぶ。モンモリロナイト,バイデライトなどを主成分鉱物とする粘土鉱物の一種。淡灰,淡緑灰ときに淡黄色を呈し,水を吸着して膨潤する特性をもつ粘土であって,工業用,農業用,鋳物砂の粘結材,石油などの掘削泥水の混合材などきわめて用途の広い粘土材料である。ガラス質火山灰および軽石類が低温低圧下での熱水変質作用または続成作用を受けて変質生成したものであり,微細粒子のタンパク石を伴うが,ときに沸石類を共存することもある。

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大辞林 第三版の解説

ベントナイト【bentonite】

凝灰岩などが風化してできた粘土。モンモリロナイトを主成分とし、水を加えると膨潤する。鋳型の材料、土木掘削工法の泥水、軟膏類の基剤などに用いる。 → 酸性白土

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベントナイト
べんとないと
bentonite

アメリカ、ワイオミングのベントン地方に産出する粘土の一種で、岩石の風化生成過程で生じた粘土鉱物である。結晶構造をもつ微細な粒子で、水分を吸着すると体積が増えるいわゆる膨潤性の大きな物質である。このような粘土はスメクタイト群に属し、代表的なモンモリロナイトとともに特異な物理性をもつことで知られる。カルシウムとマグネシウムがついたケイ酸アルミナ複合体であって、強い吸湿性はこの化学組成に由来する構造によっている。地中に凝灰岩質泥岩や火山灰層がある場合、その風化分解の過程でベントナイトが生成し、地すべり発生の原因となることが知られている。緩慢な速さで継続する地すべり現象の多くは、地中のある深さに生じた膨潤性の粘土がいわゆるすべり面をつくるためと考えられ、この粘土を地すべり粘土とよぶ。[浅海重夫・渡邊眞紀子]

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