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ホウキギ(箒木) ホウキギKochia scoparia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホウキギ(箒木)
ホウキギ
Kochia scoparia

アカザ科一年草。別名ニワクサ,ネンドウ。ユーラシア大陸原産で,日本へは中国から渡来した。普通,畑に植えられる。茎は直立して硬く,分枝が多く高さ約 1m,古くなると枝とともに赤色となる。葉は多数で互生し,披針形,全縁で両端がとがり,3脈がある。春から秋,葉腋に多数の淡緑色小花を穂状につける。雌花雄花がある。萼は5裂し,花後果実を包む。花弁はない。雄花はおしべ5本が花外に突出し,雌花はめしべ1本で子房は扁球形。胞果も扁球形で1種子を含む。茎を乾かしてほうきとし,若葉や果実 (地膚子) は食用とする。秋田県ではこの種子を加工して「トンブリ」と名づけ,村興しの特産品を目指して盛んに生産している。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホウキギ【ホウキギ(箒木) Kochia scoparia (L.) Schrad.】

アカザ科の一年草(イラスト)。ユーラシア大陸の乾燥地帯に広く分布する。英名はsummer cypress,belvidere,broom‐goosefoot。和名はほうきを作ることに由来。日本には基準型と比べ葉が厚い型が野生し,イソボウキf.littorea (Makino) Kitam.として区別されることがある。海岸の塩分を含んだ湿地にはえ,とくに瀬戸内海沿岸の塩田に多い。栽培されているホウキギはとくによく枝分れする系統で,f.trichophila Schinz.et Thell.として区別されることがある。

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