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ホライモリ ホライモリProteus anguinus; olm

4件 の用語解説(ホライモリの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホライモリ
ホライモリ
Proteus anguinus; olm

サンショウウオ目ホライモリ科。オルムともいう。全長 20~30cm。体には色素がなく,赤みを帯びた白色を呈する。体は細長く,3対の赤い外鰓をもつ。四肢は退化して小さい。幼生の時代には大きな眼があるが,成熟すると退化して消失してしまう。

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百科事典マイペディアの解説

ホライモリ

オルムとも。両生類ホライモリ科。体長20〜30cm,アドリア海北岸のカルニオラダルマティア地方の石灰洞窟の地下水中に分布。体は細長い円筒状で頭部は扁平で吻部が幅広く,尾は側扁する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホライモリ【olm】

ホライモリ科のサンショウウオ。1科1属1種(イラスト)。別名オルム。属名はギリシア神話の海神ポセイドンに仕えた予言者プロテウスに由来する。洞穴生物として著名で,全長25~30cmの大型種。ユーゴスラビア北西部,オーストリア南部,イタリア北東部にある石灰岩の暗い洞穴の中を流れる冷たい地下水に生息する。体は細長く頭部は扁平で吻(ふん)部が幅広く,尾は側扁する。四肢は退化してきわめて小さく,指は前肢に3本,後肢に2本しかない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホライモリ
ほらいもり / 洞井守
olm
[学]Proteus anguinus

両生綱有尾目ホライモリ科のイモリ。オルムともいう。アドリア海に面した旧ユーゴスラビア西部、オーストリア南部、イタリア北東部の石灰岩地帯に分布する。体は細長い円筒状で尾は扁平(へんぺい)。灰白色の個体が多いが、赤み、黄みがかったものもいる。四肢は小さく、指は前肢に3本、後肢に2本。頭の後方に3対のピンク色のえらをもつ。目は小さく退化し、機能はない。口も小さい。全長20~25センチメートルで、まれに30センチメートルに達する。鍾乳洞(しょうにゅうどう)内の流水や水たまりに生息し、完全に水中性である。深みに潜んでいるが、水面近くにも現れる。生息場所の水温は5~10℃。地下水中の小形甲殻類を食べる。明るい場所で飼育していると、数か月で黒化する。体内受精で、雌は全長約10センチメートルの1、2匹の幼生を産む。室内で13℃以上の水温では約50個の卵を産むが、ほとんど発育しない。幼生の目は成体よりも発達している。[倉本 満]

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世界大百科事典内のホライモリの言及

【洞窟】より

…したがって,この特異な環境に適応できる動物群はひじょうに限定され,そのすべてが腐食性か肉食性である。代表的なものに,脊椎動物ではホライモリやメクラウオ,昆虫類のメクラチビゴミムシやホラトゲトビムシ,多足類のシロオビヤスデ,甲殻類のムカシエビやメクラヨコエビ,蛛形(ちゆけい)類のメクラツチカニムシやホラヒメグモ,巻貝のミジンツボ,扁形動物のホラアナウズムシなどがある。一般に皮膚が薄く,色素が消失して体色が淡くなり,目が退化してなくなり,昆虫類では羽もなくなっている。…

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