ホルン(その他表記)Horn[ドイツ]

デジタル大辞泉 「ホルン」の意味・読み・例文・類語

ホルン(〈ドイツ〉Horn)

角笛
金管楽器の一。先端はアサガオ状で、丸く巻いた管に音高を調節する3ないし4個のバルブがある。柔らかく豊かな音色が特徴。フレンチホルン。ホーン。

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精選版 日本国語大辞典 「ホルン」の意味・読み・例文・類語

ホルン

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Horn )
  2. 角笛。ラッパ。
  3. 金管楽器の一つ。真鍮製で、先端が朝顔状に開いた円錐形の管と歌口からなり、その中間はまるく巻いて、三つのバルブ(弁)がとりつけられ、バルブの操作で半音階を演奏することができる。管弦楽中重要な役割を果たす。フレンチホルン。〔洋楽手引(1910)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「ホルン」の意味・わかりやすい解説

ホルン
Horn[ドイツ]

〈角(つの)〉の意から出た楽器名。広義には動物の角をそっくり用いた吹奏楽器のこと,またそれを祖とする楽器のことで,いわゆる角笛(つのぶえ)である。末広がりの〈円錐管〉を,呼気流と唇の振動とで鳴らす楽器がほとんどである。狭義には,狩猟用の角笛から生まれた金管楽器の一つを指す。優美で温和な音色をもち,目につく特徴には,管径が細く管長が長いこと,その途中を円環状に巻いて形を整えていること,管末のアサガオ状開口が大きいこと,いわゆる漏斗(ろうと)状の歌口を用いること,アサガオを後ろに向ける独特の構え方などがある。最後に挙げた構え方は,後述のような右手の演奏技法と関連するものである。今日ホルンは,(1)ヘ調のもの,(2)変ロ調のもの,(3)両者を合体させたダブル・ホルン,の3種が代表的で,よく用いられている。またそのいずれもが,ヘ調の移調楽器として扱われることが多い。つまり,高音部記号を使って楽譜を書く場合,実音より5度高く記すので,仮に1点ハが書いてあれば,実際には小字ヘを吹奏する。変ロ調ホルンは,ヘ調ホルンに比べて管長が4分の3と短く,その分だけ調子が高いが,高次倍音が吹きにくいので,実音の上限は両者ともあまり変わらない。音の深みではヘ調に分があるし,あまり目だたない低音のことだとはいえ,ヘ調なら出せて変ロ調では出せない音がいくつかある。しかし上限に近い音域での安定感は変ロ調ホルンが勝っている。ダブル・ホルンは両者の特徴を兼備していて愛用者も多い。

 円環状に巻いた狩猟用ホルンは17世紀に現れてフランスを中心に用いられた。フレンチ・ホルンという別名があるのはこのことによるらしい。円環の内部は,のちに替管,あるいは弁(バルブ)と迂回管でいっぱいになったが,それがなかった当時は頸や肩に掛けて携行することもできた。この狩猟用品がときにオペラなどに利用され,ことに18世紀のイタリアやドイツでしばしば管弦楽の仲間入りをし,ついに一人前の楽器としてフランスにも逆流したのである。

 現代型ホルンは3個以上の弁があって,音程を自由につくれるが,かつてはそれがなかったので,吹き分けられる音の種類がごく限られ,楽器固有の基調が楽曲の調に適合しない限りほとんど使いものにならなかった。管楽器の基調は,管の長さによって変わる。そこで考えられたのが長短さまざまな替管である。管の途中をさしかえて,曲に合わせるのである。19世紀以前の楽譜で,ホルンのパートにみられる多様な調の指定は,ほとんどが替管の指定である。音の種類を増やすもう一つのくふうは,右手をアサガオ内に入れて音を調節するストップ奏法(ハンド・ストップ,ゲシュトプトなどとも)である。音高変化とともに音色も曇るが,目だたぬように使えばよい。ときには音のひずみを目だたせて特殊効果に利用することもできる。替管とストップ奏法の完成は18世紀中葉のことで,ドレスデン宮廷楽士,ボヘミア出身のハンペルAnton Joseph Hampel(1710ころ-71)の功績が大きいとされる。その後,機構改良の試みが多く行われ,19世紀中葉には弁を備えた楽器が進出してきたが,それが大勢を占めたのは末葉になってのことである。

 ホルンはビバルディテレマンモーツァルト,R.シュトラウスらの協奏曲など,独自の曲目をもってはいるが,活躍の場は管弦楽,吹奏楽,室内楽など,ほとんど合奏の中である。金管合奏の剛直な強奏を支えうる力強さの反面,弦楽合奏など繊細な響きのなかに唯一つの金管として加わってもよく調和し,響きを豊かにこそすれ,場違いにならない適応性をもつ。木管楽器数本とホルン1本という合奏編成も例が多い。信号風な音型の吹奏などもよいが,ゆったりとしたロマンティックな旋律を歌う場合などに,他の追随を許さぬ表現力を示すことが多い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホルン」の意味・わかりやすい解説

ホルン(Rebecca Horn)
ほるん
Rebecca Horn
(1944―2024)

ドイツの美術家。フランクフルト近郊のミヘルシュタットに生まれる。パフォーマンス作品をはじめ、シュルレアリスティックな装置、インスタレーション、映画などその作品は多岐にわたるが、主題となっているのはいつでも人間の身体や感覚である。

 10代のころからレーモン・ルーセルなどのシュルレアリスム文学を読み、シュルレアリスムはもちろん錬金術やナンセンスなものに関心を抱く。1964年から1970年まで、ハンブルクの絵画芸術高等学校に学ぶが、当時の彼女が大きな関心を抱いていたのは、フランツ・カフカやジャン・ジュネらの文学、またルイス・ブニュエルやピエル・パオロ・パゾリーニらの映画であった。とくにカフカの文章は、後に1994年の『カフカの連作』など作品の主題としてたびたび現れる。

 だがこの間1968年に肺病にかかり、制作に使う素材を制限せざるをえなくなる。とくに彫刻制作のための素材には、弱った肺に深刻な影響を与えるものがあったからである。サナトリウムで療養を続け、ベッドを離れることのできない日々のなかで、彼女はいやおうなく自分の身体について、あるいはその自分の身体を日常的に取り囲む医療器具、医療用品について強く意識するようになった。ホルンはまず、身体につけるさまざまな医療器具をモチーフにした作品を制作する。たとえば1968年の『腕の延長』では、足首から腹部までをがんじがらめにした包帯状の布が、そのまま両腕に巻き付けられ、ちょうど極端に長くしたギプスのように、両腕を地面まで延ばす。拘束具のようでも補助具のようでもある両義的なこの器具は、しかし、いずれにせよ人間とその外部世界との接触の仕方を変える。この「人間とその外部世界との関係の変容」というテーマは、このころの彼女の作品に共通している。

 さらに1970年ごろから、ホルンはこれらの器具を装着した人間によるパフォーマンス作品を制作する。その代表的な作品に1970年の『一角獣』がある。この作品でホルンはまず、町でみつけた女性に頼んで上半身裸になってもらう。彼女はこの女性の身体に、やはり拘束具のようにして包帯を巻き付け、それをこんどは頭部を経由してそのまま頭上高く、ちょうど一角獣の角のように伸ばした状態で固める。女性はその姿のまま一人で公園を歩いてゆく。むきだしになった乳房はあからさまに女性を象徴するだろうし、一方、頭上にそびえる一本の角は男性の象徴としてのペニスを想起させる。この作品にもやはり両義性、とくにセックスの両義性が示されている。またホルンは、同じころ、こうしたパフォーマンス作品をフィルムやビデオに収める。これらはしだいに映像による作品として独立し、1990年には一般公開用の長編映画『バスターの寝室』Baster's Bedroomを監督した。

 1970年代の終わりごろより、しだいに、実際に人間の身体が登場する作品から、自動的に動いて人間の身体や動きを感じさせる、機械のような装置が登場する作品へと移行する。この傾向を代表する作品としては、『羽毛の牢獄(ろうごく)=扇』(1978)、『無政府状態のためのコンサート』(1990)がある。前者は羽毛でつくった直径2メートルほどの大きな扇を2枚、向かい合わせにしてシェルターの形にしたものであり、これは人間をその中に入れた状態で、モーターによって自動的に開閉する。後者は天井からグランド・ピアノを逆さ吊(づ)りにし、一定の時間になると鍵盤がピアノ本体から吐き出されるように出てきて、混沌(こんとん)とした音を出したあと、また引っ込む、というものである。いずれもその動きに意味があるわけではないが、まさにその点がどこか愛嬌(あいきょう)を感じさせる作品となっている。

[林 卓行]

 2009年(平成21)~2010年、東京都現代美術館で日本初の個展を開催。2010年には世界文化賞(彫刻部門)を受賞した。

[編集部 2024年10月17日]


ホルン(楽器)
ほるん
Horn ドイツ語
horn 英語
corno イタリア語

リップリード(唇を振動源とする)の気鳴楽器。一般的にはヨーロッパで発達した金属製の楽器(フレンチ・ホルン)をさすが、広義には角笛(つのぶえ)や法螺貝(ほらがい)の類全般をさすこともある。楽器分類では、諸民族の角笛系統の楽器を、円筒管を基本とするトランペット系と、円錐(えんすい)管を基本とするホルン系の2種に分ける場合もあるが、実際には管の形状からこのどちらかに分類してしまうことには無理がある。ホルンボステルとザックスの楽器分類法では、ホルンという名称がトランペットの下位分類として扱われている。

 フレンチ・ホルンの外形上の特徴としては、細長い管を丸く巻いてまとめていること、ベル(朝顔)の直径が約30センチメートルと急激に広がっていることがあげられる。しかし、管全体の内径は、ベルの近くまでそれほど大きくなってはいない。マウスピースはトランペットやトロンボーンなどのカップ型と違って細長く、内面が緩やかにすぼまったじょうご型である。これが、管の形状と相まってホルン独得の丸い深みのある音色を生み出す。現在用いられているホルンはF管(管長約3.7メートル)が標準であるが、それより短いB♭管(管長約2.8メートル)やF管・B♭管双方の機構を備えたダブル・ホルンを用いることも多い。また、これらよりも1オクターブ高いものなどもつくられている。音高変化のためのバルブはロータリー式とピストン式の2種類があるが、今日ではロータリー式が優勢である。通常、人差し指・中指・薬指で操作する三つのバルブがあるが、ダブル・ホルンにはF管とB♭管を切り替えるために親指で操作する第四のバルブがある。またこのバルブの操作によって、同一の音高がいくつかの指使いで得られるため、音色の変化をつけることができる。

 ホルンは、唇を調節して倍音を変えることと、左手でバルブを操作することで必要な音高を得るが、その奏法上の特徴としては、右手の使用があげられる。奏者は体の右側にベルが後ろ向きになるように楽器を構え、右手をベルの内側に入れている。そして必要に応じて、手をベルの奥に入れて音色・音高を変化させるのである。手の入れぐあいを加減することで微妙な変化をつけることも可能である。これはストップ奏法とよばれ、ホルン特有のものである。

 ビバルディ、モーツァルト、R・シュトラウスらがホルンのための協奏曲を作曲しているが、おもにホルンは管弦楽や吹奏楽のなかで用いられ、とくにゆったりとしたロマンチックな旋律を歌うのに適している。ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』やブラームスの交響曲第3番などが好例であろう。

[卜田隆嗣]



ホルン(Horn Gyula)
ほるん
Horn Gyula
(1932―2013)

ハンガリーの政治家。7月5日ブダペストに生まれる。1954年にドン・ロストフの経済・財政学大学を卒業。経済学博士候補資格を得る。1954~1959年財務省の課長、その後外務省の旧ソ連関係部の外交官補となる。ブルガリア、旧ユーゴスラビアでハンガリー大使館の書記官および顧問となり、ハンガリー社会主義労働者党本部の国際関係部長を務める。1985~1989年外務省の長官、1989~1990年外務大臣。1980年代末から、ハンガリーの改革運動に主導的な役割を果たす。この時代に、韓国、イスラエルとの外交関係を確立し、その後オーストリアとの国境にある鉄条網「鉄のカーテン」を開き、当時の東ドイツの住民がハンガリーから西側に逃れるのを助け、それによりドイツの再統一を側面援助した。さらに、ハンガリーから旧ソ連軍が撤退する協定を準備し、最終的にそれを実現した。

 1989年ハンガリー社会主義労働者党の改名に際し、その改革派を結集したハンガリー社会党の創設者の一人。1989年10月にハンガリー社会党国家常任幹部会のメンバー。1990年にハンガリー社会党の議長となる。この時代に、社会党は周辺国の社会主義政党とともに、社会民主党型のスタイルを受け入れるようになり、国際社会民主主義運動、社会主義インターナショナルに加盟。1990年の総選挙で国会議員となり、外務省議会資格委員会の議長。1994年ハンガリー社会党の党候補者名簿の第1位となり、同年、首相に任命される。旧共産党の官僚からあがってきた人間であるにもかかわらず、その政治手腕と素朴な人格ゆえに国民の間に安定した支持を得ていた。しかし、1998年5月の総選挙で社会党は敗北、政権の座を降りた。

[羽場久浘子]


ホルン(Arvid Bernhard Horn)
ほるん
Arvid Bernhard Horn
(1664―1742)

スウェーデンの軍人、政治家。1687年以後ハンガリー軍、オランダ軍などに勤務。のち、皇太子時代のカール12世の側近となった。1700年大北方戦争が始まると、国王とともに大陸に遠征。1706年伯爵となり、国務院議官として帰国を命ぜられ、以後本国の政界で活躍、1710~1719年宰相となった。この間、軍事・財政政策をめぐってしばしば国王と対立。1720年議会議長として反絶対主義憲法の制定を実現した。同年ふたたび宰相となり、1721年大北方戦争を終結させ、対外的には協調主義、とくにロシアとの協調を基軸として国政を指導した。また、1724年航海条例を制定し、新興産業を保護育成した。1730年ごろから対外強硬論を基調とする反対勢力「ハット党」の結集を招き、1738年の議会においてハット党の圧力により辞任を強いられた。

[本間晴樹]

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百科事典マイペディア 「ホルン」の意味・わかりやすい解説

ホルン

金管楽器の一種。その名は〈角(つの)〉の意で,角笛を起源とし,狩猟ホルンなどを経て発達。自然倍音のみしか出なかったが,19世紀中ごろにバルブ装置と迂回(うかい)管を付け半音階の演奏が可能になった。フレンチ・ホルンともいう。約3.7mの管を丸く巻いた移調楽器(移調)で,朝顔(開口部)は大きい。3オクターブ半の音域をもつヘ管のほか変ロ管もあり,現在はバルブ操作でヘ管・変ロ管の双方に使えるダブル・ホルンが一般的。左手でバルブを操作し,右手は朝顔にさしこみ,開孔量を調節して音色の変化を得る。他の金管楽器を圧倒する豊かな響きと弱音でのデリケートな表情を兼ね備え,管弦楽に欠かせない楽器。ヘンデルの《水上の音楽》をはじめ,18世紀には管弦楽での狩猟ホルンの使用が珍しくなくなった。その柔らかい音色は弦楽器や木管楽器ともよく調和するため,小編成のアンサンブルにもしばしば用いられる。木管五重奏曲などのタイトルが付く作品でも,ホルンが含まれる場合が多い。独奏楽器として用いられた例としてはモーツァルトやR.シュトラウスの協奏曲が有名で,ブラームスの《ホルン三重奏曲》(1865年。ホルン,バイオリン,ピアノ)のような編成による室内楽の名曲もある。→サクソルンブレーン
→関連項目管弦楽ヘンデル

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音楽用語ダス 「ホルン」の解説

ホルン

狩猟用ラッパのうち、肩にかけられるように大きく円環状に巻かれたものが今日のホルンの原型である。ベルは手がすっぽり入るほど大きいのに対して、管は非常に細く長い。自然倍音しか出せない無弁の時代からオーケストラに組み入れられ、しばしば管長の異なる楽器を組み合わせることでこの欠点を補った。バルブがつけられるようになってからはF管が一般的となり、今日では高音が奏出しやすいように改良されたF/Bb管のダブル・ホルンも用いられる。ホルンは金管楽器であるにもかかわらず弦の音色とよく溶け合い、木管五重奏を含めてあらゆる種類のアンサンブルに重用される。オーケストラにおいては、和音の充実や音力の強調に有用であり、柔和な音色と適度な輝きは合奏の色彩感を豊かにする。後期ロマン派に至っては、幽玄な弱奏からブラッシーな強奏に至るまでの幅広い表現が駆使される。ソロ楽器としての表現にもすぐれ、ラベルの「亡き王女のためのパバーヌ」では美しいソロを聴かせる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホルン」の意味・わかりやすい解説

ホルン
Horn, Arvid Bernhard, Greve av

[生]1664.4.6. フィンランド,ブオレンタカ
[没]1742.4.17. エケビュハルム
スウェーデンの軍人,政治家。伯爵。カルル 12世の皇太子時代の軍事上の師で,北方戦争において軍事・外交面で活躍。絶対王政に反対し,カルル 12世没後,スウェーデンの議会主義 (身分制議会) 確立に大きな役割を果した。みずからはキャップ党 (→キャップ党・ハット党 ) を率い「自由の時代」の初期 (1720~38) 国政を掌握した。

ホルン
horn

金管楽器の一種。「フレンチ・ホルン」ともいう。角笛から発達し,長い管を円形に巻いた中音域用の楽器で,朝顔形に開いた長いチューブの全長は約 3.7m。現在交響楽用に使われているものは,1650年頃のフランスの狩猟用ラッパに由来する。基音を変化させて半音階的な演奏を可能にするように,3個のバルブがついている。

ホルン

「ホールネ」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉プラス 「ホルン」の解説

ホルン

株式会社明治が販売するチョコレート菓子の商品名。細長いラングドシャクッキーでホイップしたチョコレートを挟んでいる。「ミルク&ホイップショコラ」「カカオ&ホイップホワイト」「黒ホルン」がある。

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世界大百科事典(旧版)内のホルンの言及

【カール】より

…圏谷が背中合せとなる稜線はぎざぎざなやせ尾根(ナイフ・リッジ)となり,グラートGrat,アレートarêteなどと呼ばれる。三つ以上の圏谷に囲まれた山頂は角錐形となり,ホルンと呼ばれる。圏谷底は周囲の圏谷壁からの崖錐に埋められやすいが,逆傾斜をするように深く圏谷底が削られた場合には圏谷湖が見られることもある。…

【浸食作用】より

…二つの圏谷に挟まれた岩稜は,鋭い岩塔や針状峰が並ぶ鋸歯状の氷食山稜arêteとなる。三つ以上の圏谷の切り合う所には,マッターホルンのような角錐状の尖峰(ホルンHorn)を生ずる。流域の降水量が同じとした場合は,氷食は河食に比べて強く働くので,氷食谷は深く幅広くU字形にうがたれる。…

【氷河地形】より

…カール底はほぼ雪線の高さに形成されるので,氷期に形成された圏谷底高度から当時の雪線高度を推定することができる。急なカール壁を両側にもつ稜線は瘦せ尾根(アレートarête(フランス語)あるいはグラートGrat(ドイツ語))となり,三方からカール壁に囲まれるところには,マッターホルンで有名なホルンHorn(ドイツ語)あるいはエギーユaiguille(フランス語)と呼ばれる鋭峰が形成される。 カール底から下流部へは横断面形がU字形をした氷食谷(U字谷)が続く。…

【浸食作用】より

…二つの圏谷に挟まれた岩稜は,鋭い岩塔や針状峰が並ぶ鋸歯状の氷食山稜arêteとなる。三つ以上の圏谷の切り合う所には,マッターホルンのような角錐状の尖峰(ホルンHorn)を生ずる。流域の降水量が同じとした場合は,氷食は河食に比べて強く働くので,氷食谷は深く幅広くU字形にうがたれる。…

【氷河地形】より

…カール底はほぼ雪線の高さに形成されるので,氷期に形成された圏谷底高度から当時の雪線高度を推定することができる。急なカール壁を両側にもつ稜線は瘦せ尾根(アレートarête(フランス語)あるいはグラートGrat(ドイツ語))となり,三方からカール壁に囲まれるところには,マッターホルンで有名なホルンHorn(ドイツ語)あるいはエギーユaiguille(フランス語)と呼ばれる鋭峰が形成される。 カール底から下流部へは横断面形がU字形をした氷食谷(U字谷)が続く。…

【角笛】より

…中国で軍楽等に用いられた角(かく)や,ユダヤ教のショファル等がそれで,前者は仏画の奏楽場面にも登場し,日本の阿弥陀来迎図にまで及んでいる。洋楽のホルンコルネット等も金属製になってはいるが,角から来た名であり,ビューグルは〈牛飼いの角笛〉という意味のフランス古語に由来している。これらの多くは放牧,狩猟,警備,軍事等に関連して信号用などに,あるいは宗教や呪術に関連して用いられてきた。…

※「ホルン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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