翻訳|horoscope
個人の生誕時における日・月・諸惑星の位置関係を図で示したもの。それによってその個人の人生を占う。普通は黄道(こうどう)を十二宮に分割し、その上に日・月・諸惑星の位置を記号で書き込み、惑星が120度離れていると密接な関係がある、というようないろいろな解釈を行う。その外側に12種の占うテーマ(生命、財産、兄弟、親、子、健康、妻、死、宗教、帝王、善行、牢獄(ろうごく))を方位によって指定したドムス(十二位という)を配することがよく行われる。この種の占星術は、現在のところ、紀元前5世紀にバビロニアで発生したと考えられており、ヘレニズム時代や古代ローマ時代に盛んであった。日本にも仏教とともにインドから中国を経て、10世紀ころに伝来し、現在、12世紀の二つのホロスコープが残っている。ホロスコープの形は、西洋では昔から四角形であったが、日本や中国に残るものは円形をしている。今日つくられるホロスコープはたいてい円形である。
[中山 茂]
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…この宇宙は巨大な有機体であり,全体の構造はそのまま部分にも反映すると考えられたのである。それゆえ,ある時点,ある地点における天体の配置図つまりホロスコープhoroscopeは,その時間,空間の中で生じた人間や事象の原型的構造を決定する。この配置図を解読する技術が占星術である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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