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ホーニング honing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホーニング
honing

とぎ上げともいう。研削加工の一種で,極微細な砥粒から成る棒状砥石を適当な圧力で工作物に押しつけ,回転と往復運動を与えて,ごく微量ずつ表面を除去する仕上げ法。通常,複数の砥石を工具に取付け,ホーニング盤で作業する。穴の内面,円筒外周,平面のいずれにも適用できるが,穴内面を加工することが最も多い。とぎ目の交差した美麗な表面と,高い真円度,円筒度が得られるため,内燃機関シリンダ,軸受内面,リングゲージなどの最終仕上げに利用される。

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デジタル大辞泉の解説

ホーニング(horning)

機械工作で、油砥石を取り付けたホーンとよぶ工具を運動させ、円筒内面などを精密に研いで仕上げる方法。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホーニング【honing】

とぎ上げともいう。数本のといし片をばねや油圧を利用して加工物に押しつけ,回転運動と往復運動を同時に行わせて表面の加工を行う砥粒(とりゆう)加工の一種。高品質な表面が得られるため,精密部品の最終仕上工程として用いられる。といしの回転周速度vpと軸方向速度vaの大小関係によって,加工物表面にはさまざまなクロスハッチ状の研削条痕が形成される。両者の比va/vp=tanθで表されるθを交差角と呼び,加工能率を高めたい場合には交差角を比較的大きくとり,2θ≃60゜程度とする。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホーニング
ほーにんぐ
honing

砥石(といし)と工作物とを一定の面接触状態に保ち、砥石と工作物との間に二次元的な運動を与えて行う加工方法で、とぎ上げともいう。穴の内面の仕上げに多く利用されるが、外表面の仕上げにも用いられる。ホーニングには、放射状の保持具に砥石を取り付けたホーンという工具が使われる。ホーニングの際に用いる加工油としては、一般に灯油または軽油が用いられ、切削性の向上のために硫黄(いおう)系や塩素系の添加剤を加えたものも使用されている。[清水伸二]

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世界大百科事典内のホーニングの言及

【機械加工】より

… 研削加工は,といしを用いて加工物を削り,所要の精度および形状を与える加工法で,表面を高い精度で仕上げたいときや,焼入れした面の仕上げなどに用いられる。高速で回転するといしを用い,これに機械的にある一定の切込みを与えて行われるほか,といしに圧力を加えて研削を行う方法としてホーニング超仕上げがあり,また砥粒のついたベルトにより加工するベルト研削加工もある。 遊離砥粒を用いて行う加工には,工具と加工物との間に砥粒あるいは砥粒と油などを混合したものを入れて,加工物を押し付けながら相対運動を行わせ,砥粒によりきわめて微小の切りくずを削りつつ加工を行うラッピング,砥粒を周囲に接着したホイール状の工具を高速回転させ,これに工作物を押し付けて加工するバフ仕上げ,バレルと称する容器内に砥材と工作物と工作液を入れて,回転または振動させて表面の仕上げを行うバレル加工などがある。…

※「ホーニング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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