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ボルツマンの原理 ボルツマンのげんりBoltzmann's principle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボルツマンの原理
ボルツマンのげんり
Boltzmann's principle

孤立した系のエントロピー S は,与えられた条件のもとで系がとることのできる微視的状態の数 W の対数に比例し,Sk log W と表わされる。これをボルツマンの原理といい,比例定数 kボルツマン定数という。この原理は統計力学の基礎になっている。

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法則の辞典の解説

ボルツマンの原理【Boltzmann's principle】

一つの統計力学的システムのエントロピーは,その巨視的状態に属する微視的状態の数,すなわち状態確率 W の対数に比例する.ボルツマンの式*を参照.

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世界大百科事典 第2版の解説

ボルツマンのげんり【ボルツマンの原理 Boltzmann’s principle】

L.ボルツマンによって導かれた統計力学上の原理。孤立系(外界との間にエネルギーや粒子のやりとりのない巨視系)がエネルギーUをもったまま熱平衡状態にあるとき,そのエントロピーSは,この系のエネルギーの値がU以下であるようなミクロ状態の数をW(=W(U))として, SklogeWで与えられるというもの。ここにkはボルツマン定数である。ミクロ状態というとき,量子力学では,孤立系全体がとる一つの量子状態を意味する。

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大辞林 第三版の解説

ボルツマンのげんり【ボルツマンの原理】

孤立した系のエントロピーは、その巨視的状態に属する微視的状態の数の自然対数に比例するという統計力学の基本的原理。この時の比例定数はボルツマン定数である。

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世界大百科事典内のボルツマンの原理の言及

【統計力学】より

…かくしてウィーン市のボルツマン記念碑に彫られている式SklogWが1910年ころヨーロッパの学会に受容された。この式をボルツマンの原理と呼び,それに基づく計算法をボルツマン=プランクの方法という。しかし,RまたはWの計算は気体のような互いに独立な要素からなる系でしか実行可能でない。…

※「ボルツマンの原理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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