ボル

デジタル大辞泉 「ボル」の意味・読み・例文・類語

ボル(Bol)

クロアチア南部、アドリア海に浮かぶブラチ島の町。同国屈指の美しさを誇るズラトニラトという海岸があることで知られ、数多くの観光客が訪れる。

ぼ・る

[動ラ五]名詞暴利ぼうり」の動詞化》不当な料金を取って、利益をむさぼる。「飲み屋で―・られた」

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精選版 日本国語大辞典 「ボル」の意味・読み・例文・類語

ボル

  1. 〘 名詞 〙ボルシェビキ」「ボルシェビズム」の略。
    1. [初出の実例]「ボル〈略〉ボルシェビキーの略」(出典:音引正解近代新用語辞典(1928)〈竹野長次・<著者>田中信澄〉)
    2. 「組合運動のアナ(Anarchism)かボル(Bolshevism)かの争いを」(出典:私と社会主義(1950)〈小泉信三〉一)

ぼ・る

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ぼうり暴利)」を動詞化した語 ) 法外な代価賃銭を要求する。不当な利益をむさぼる。
    1. [初出の実例]「飯場頭が極端にぼるので、ほとんど一銭も労働者の手には入らない」(出典:労働者誘拐(1918)〈江口渙〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボル」の意味・わかりやすい解説

ボル
Bor

ロシア西部,ニジェゴロド州の都市。州都ニジニーノブゴロドの対岸にあたるボルガ川左岸に位置する河港都市。14世紀から知られ,1938年市となった。造船,港湾・貨物用設備,ガラスなどの工業が発達している。鉄道,フェリーによりニジニーノブゴロドと連絡。人口 6万4500 (1991推計) 。

ボル
Bol, Ferdinand

[生]1616.6.24. ドルドレヒト
[没]1680.7.24. アムステルダム
オランダの画家レンブラント高弟であったが,1650年以後師の様式から離れ,優美な様式に向った。聖画ならびに肖像画にすぐれ,銅版画もよくしたが,70年以後は筆を断った。主要作品は『エジプトへの逃避』 (1644) ,『なしを持つ婦人』 (51) ,『リュイテル像』など。

ボル
Bolu

トルコ北西部の都市で,同名県の県都。アンカラの北西約 140km,標高 742mの高原に位置する。かつてヒッタイトの版図であったが,前5世紀にビティニア王国となった。 1325年オスマン帝国領となる。トルコ民族の伝説的英雄キョルオウルの故郷とされる。女子師範大学,林業学校があり,皮革製品の製造が行われている。近傍のエスキヒサルには古代ビティニアの廃虚がある。人口6万 600 (1990推計) 。

ボル
Bor

北欧神話の神々の祖先。原初に巨牛アウズフムラによって,岩から生み出された最初の神ブリの息子。巨人ボルソルンの娘のベストラを妻にめとって,神々の王オーディンとその兄弟のビリとベの3神をもうけ,アサ神族の父祖となったとされる。

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世界大百科事典(旧版)内のボルの言及

【トルコ音楽】より

…オスマン帝国で発展し,勇猛な軍隊とともに西欧に知られ,いわゆるトルコ行進曲やブラスバンドを生むきっかけとなった。おもな楽器はダウールとズルナで,ほかにトランペットのボル,ナッカーラ,シンバルのジル,歌い手が手に持って振り鳴らす鈴やベル付の新月をかたどった棒チャガーナ,1対の大型の鍋形太鼓ケスで,これは後の西欧のティンパニの祖である。軍楽は当時イエニチェリ(〈新しい兵士〉の意)のエリートが演奏した。…

【北欧神話】より

…牝牛が塩辛い霜で覆われた石をなめているうちに人間が出てきた。この人間はブーリBúriといい,ボルBorrという息子を得たが,ボルは巨人の娘を娶り,二人の間に3人の男子が生まれる。オーディン,ビリVili,ベーVéがそれで,アース神族は彼らに由来する。…

※「ボル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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