デジタル大辞泉
「ボル」の意味・読み・例文・類語
ボル(Bol)
クロアチア南部、アドリア海に浮かぶブラチ島の町。同国屈指の美しさを誇るズラトニラトという海岸があることで知られ、数多くの観光客が訪れる。
ぼ・る
[動ラ五]《名詞「暴利」の動詞化》不当な料金を取って、利益をむさぼる。「飲み屋で―・られた」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ボル
- 〘 名詞 〙 「ボルシェビキ」「ボルシェビズム」の略。
- [初出の実例]「ボル〈略〉ボルシェビキーの略」(出典:音引正解近代新用語辞典(1928)〈竹野長次著者>・<著者>田中信澄〉)
- 「組合運動のアナ(Anarchism)かボル(Bolshevism)かの争いを」(出典:私と社会主義(1950)〈小泉信三〉一)
ぼ・る
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「ぼうり(暴利)」を動詞化した語 ) 法外な代価や賃銭を要求する。不当な利益をむさぼる。
- [初出の実例]「飯場頭が極端にぼるので、ほとんど一銭も労働者の手には入らない」(出典:労働者誘拐(1918)〈江口渙〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ボル
Bolu
トルコ北西部の都市で,同名県の県都。アンカラの北西約 140km,標高 742mの高原に位置する。かつてヒッタイトの版図であったが,前5世紀にビティニア王国となった。 1325年オスマン帝国領となる。トルコ民族の伝説的英雄キョルオウルの故郷とされる。女子師範大学,林業学校があり,皮革製品の製造が行われている。近傍のエスキヒサルには古代ビティニアの廃虚がある。人口6万 600 (1990推計) 。
ボル
Bor
北欧神話の神々の祖先。原初に巨牛アウズフムラによって,岩から生み出された最初の神ブリの息子。巨人ボルソルンの娘のベストラを妻にめとって,神々の王オーディンとその兄弟のビリとベの3神をもうけ,アサ神族の父祖となったとされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のボルの言及
【トルコ音楽】より
…オスマン帝国で発展し,勇猛な軍隊とともに西欧に知られ,いわゆるトルコ行進曲やブラスバンドを生むきっかけとなった。おもな楽器はダウールとズルナで,ほかにトランペットのボル,[ナッカーラ],シンバルのジル,歌い手が手に持って振り鳴らす鈴やベル付の新月をかたどった棒チャガーナ,1対の大型の鍋形太鼓ケスで,これは後の西欧のティンパニの祖である。軍楽は当時[イエニチェリ](〈新しい兵士〉の意)のエリートが演奏した。…
【北欧神話】より
…牝牛が塩辛い霜で覆われた石をなめているうちに人間が出てきた。この人間はブーリBúriといい,ボルBorrという息子を得たが,ボルは巨人の娘を娶り,二人の間に3人の男子が生まれる。[オーディン],ビリVili,ベーVéがそれで,[アース神族]は彼らに由来する。…
※「ボル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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