コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

マシュハド Mashhad

デジタル大辞泉の解説

マシュハド(Mashhad)

イラン北東部、ラザビーホラーサーン州の都市。同州の州都。同国第2の都市。9世紀にイスラム教シーア派第8代イマームのレザーが殉教して同地に埋葬され、サファビー朝時代にシーア派の重要な聖地になった。市街中心部にレザーが眠る霊廟(れいびょう)を中心に宗教施設が集まるハラメモタッハル広場がある。メシェッドマシャド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

マシュハド

イラン北東部の都市。メシェッドとも。交通の要地で果実の産で有名。綿紡績毛織物も産する。シーア派第8代イマームの廟があり,カルバラーに次ぐ聖地。コムと並ぶシーア派神学の中心地でもある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

マシュハド【Mashhad】

イラン北東部の都市,ホラーサーン州の州都。人口196万4000(1994)。日本ではメシェドMeshedとも呼ばれる。標高985mに位置し,年降水量230mm。かつては約20km北にあるトゥースṬūsに属し,セイナバードと称する小村にすぎなかった。シーア派第8代イマーム,イマーム・レザーが818年この地で毒殺され,その廟が造られてから聖地として発展し,〈殉教(シャハーダshahāda)の地〉を意味するマシュハドが地名となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マシュハド

メシェド」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マシュハド
ましゅはど
Mashhad

イラン北東部、ホラサーン州の州都。標高985メートルに位置する。外国人はメシェッドMeshedともよぶ。人口188万7405(1996)、首都テヘランに次ぐ同国第二の都市である。肥沃(ひよく)な農業地域の中心地で、綿紡績、じゅうたん、食品加工などの工業が立地し、テヘランへ向かう鉄道の始発点である。818年にこの地で毒殺されたシーア派第8代イマーム、レザーの廟(びょう)がつくられ、シーア派教徒の巡礼地となった。地名は「(イマームの)殉教の地」を意味する。多くの神学校やモスクがあり、コムとともに神学の中心地である。かつては小村にすぎなかったが、ティームール朝、サファビー朝下で発展し、アフシャール朝の初代皇帝ナーディル・シャー(在位1736~47)のときには事実上の首都となった。多数の歴史的建造物がある。[岡正孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のマシュハドの言及

【イスラム美術】より

…建築的には,マドラサや下記のキャラバンサライと同様な構成をとる。(4)墓廟(クッバqubba,グンバドgunbad,テュルベtürbe,マシュハドmashhad) 方形の墓室にドームや円錐形の屋根を架けたタイプと,円筒形ないし多角形プランの高塔の形式をとるタイプに大別される。(5)宮殿(カスルqaṣr,サライsarāy) 中央に池や噴水などを設けた中庭の周囲に公私の居室を配置したものを基本的単位として,これを多様に組み合わせた例が多い。…

【ホラーサーン】より

…人口600万(1991)。州都はマシュハド。ホラーサーンは〈太陽khorの上る所〉を意味する。…

※「マシュハド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

マシュハドの関連キーワードY. ドウラターバーディーピーシャワリー アディーブアディーブ・ピーシャワリーハールーン・アッラシードアッバース・ミールザーカワーム・アッディーンドウラターバーディーイマーム・レザー廟アリー・アッリダーH.アリ ハメネイトルバテヘイダリエナーディルシャー廟テペ・ヒッサールネイシャーブールフィルドゥーシーアッバース1世イラン立憲革命イスファハーンゴンバデサブズテヘラン大学

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

マシュハドの関連情報