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マストドン mastodon

翻訳|mastodon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マストドン
mastodon

長鼻目マストドン科に属する絶滅ゾウ総称。新第三紀中新世から第四紀更新世まで生存。瘤状咬頭のある臼歯が特徴的で,第2大臼歯における咬頭の列の数によって分類される。汎世界的に分布し,日本でも岐阜県の中新統や仙台の鮮新統から産出している。

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デジタル大辞泉の解説

マストドン(mastodon)

長鼻目の化石象の一。新生代後半に世界各地に広く生息し、中新世中期から鮮新世にかけて繁栄した。体高1.8~3メートル。体には褐色の毛が生え、上あご・下あごとも牙(きば)がある。

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百科事典マイペディアの解説

マストドン

化石ゾウのグループ。漸新世前期に現れ,中新世後期から更新世まで栄えた。長顎マストドン類と短顎マストドン類とに分けられる。後者の代表例マムート・アメリカヌス(アメリカマストドン)は臼歯(きゅうし)に明瞭な横走稜があり,上顎には巨大な牙がある。
→関連項目ステゴドン

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世界大百科事典 第2版の解説

マストドン【mastodon】

マンムト科に属する絶滅した長鼻類でゾウ型の哺乳類。マンムト科には中新世から更新世初期にユーラシア大陸に分布したジゴロフォドンZygolophodonと,鮮新世から現世にかけて北アメリカ大陸で繁栄したマンムトMammut(マストドンMastodon)の2属がおもなものとしてある。アメリカマストドンMammut americanusは肩の高さ2.7~3mと高く,頭は低くて長く,上顎に2~3mの長いきばをもち,体は30cmもある長い褐色の毛でおおわれ,低地の開けた針葉樹の多い森林地帯で生活していた。

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大辞林 第三版の解説

マストドン【mastodon】

長鼻目の化石獣。体は大きく、体高2、3メートルほど。体には赤褐色の長毛が密生していた。上顎うわあごの牙きばは長く、下顎にも小さい牙がある。中新世から洪積世にユーラシア・北アメリカに生息した。

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世界大百科事典内のマストドンの言及

【ゾウ(象)】より

…メリテリウムは他の長鼻類との系統関係はなく,独立のメリテリウム亜目をつくる。 今日のゾウにつながる先祖は,マストドン亜目の長鼻類の中に求められるが,メリテリウムと同じくファユームで発見されたパレオマストドンPalaeomastodonとフィオミアPhiomiaがその中でもっとも古く,3500万年前の漸新世前期のものである。マストドン亜目のものは,頭骨が低く,胴が長く,四肢が短いことで,長鼻類の他のグループであるデイノテリウム亜目やゾウ亜目のものと区別され,上下のあごの切歯は左右それぞれきば状の1本を除いては退化し,犬歯は失われ,吻はのびている。…

※「マストドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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