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フランスの画家。オアーズ県バラニー・シュル・テランBalagny-sur-Thérainに生まれ,少年時代をブリュッセルで過ごす。パリのエコール・デ・ボザール(国立美術学校)に学ぶ。画商カーンワイラーを知り,キュビストのJ.グリスらから影響をうけたのち,シュルレアリスム運動の成立期にブルトンらと交わり,ミロとともに〈自動デッサン〉を試みて評価を得る。1929年この運動を離れ,G.バタイユ,M.レリスらとの協調を深める。第2次世界大戦中はアメリカに亡命し(1941-45),ポロックのアクション・ペインティングの先駆をなす。戦後,エクサン・プロバンスに住み,着実な制作,著述活動をつづけた。
執筆者:巖谷 國士
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フランスの画家。オアーズ県バラニーに生まれる。少年期をブリュッセルで過ごしたのち、1912年パリに出る。第一次世界大戦に従軍後、ドラン、グリスの影響を受け、キュビスム風の作品を制作。23年ブルトン、レーリス、ミロ、アラゴンと親交を結び、しばしば離反しつつも、シュルレアリスムの画家として活躍。早くからオートマティスム(自動記述法)を絵画に取り入れ、動物学的、神話的なイメージによって魔術的、夢幻的な世界を創造した。41~45年滞米し、戦後のアメリカ絵画形成にも少なからぬ影響を与えた。代表作には『魚の戦い』(1927・ニューヨーク近代美術館)などがある。
[徳江庸行]
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