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ミュジック・コンクレート musique concrète[フランス]

世界大百科事典 第2版の解説

ミュジック・コンクレート【musique concrète[フランス]】

1948年,当時パリのフランス国営放送の音響技術者であったシェフェールが実験を開始し,49年に名称をつけた音楽の新しい領域で,〈具体音楽〉と訳されることがある。すなわち,ミュジック・コンクレートは録音テープ(当初は録音盤)に録音したなんらかの〈具体音〉を素材とし,それを機械的・電気的に操作・処理して音楽作品を作るものである。シェフェールによれば,伝統的な音楽は抽象的な音(楽音)を用いて具体的な表現を達成するが,ミュジック・コンクレートは具体音を用いて抽象的表現を達成しようとする。

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世界大百科事典内のミュジック・コンクレートの言及

【コラージュ】より

…ケージの《クレド・イン・US》(1942)では,器楽演奏とともに,レコードにより既存の音楽をコラージュする。 1948年にシェフェールによって創始された現実音を録音テープの上に構成し,モンタージュしていくミュジック・コンクレートの手法による音楽も,一種のコラージュ音楽といえよう。またシュトックハウゼンのテープ音楽《ヒムネン》(1967)では40にちかい国歌をコラージュし,電子音響で変調されていく。…

※「ミュジック・コンクレート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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