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ベリオ(英語表記)Berio, Luciano

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベリオ
Berio, Luciano

[生]1925.10.24. オネリア
[没]2003.5.27. ローマ
イタリアの作曲家。ミラノ音楽院に学ぶ。クーセビツキー財団の奨学金で渡米し,マサチューセッツ州タングルウッドの講習会で L.ダラピッコラに師事。 1954年から B.マデルナとともにミラノのイタリア放送協会に電子音楽スタジオを創設。作品は『ムタツィオーニ』 (1955) ,『ジョイス讃』 (1959) ,『ディフェレンシズ』 (1959) ,『モメンティ』 (1960) ,『サークルズ』 (1960) ,『シンフォニア』 (1968~69) ,『リネア』 (1973) 。

ベリオ
Verrio, Antonio

[生]1639
[没]1707
イタリアの画家。 1671年フランス・アカデミーの名誉会員。ナポリ派に属し,75~84年イギリスで活躍,84年に宮廷画家となった。主要作品はイエズス会フレスコ画『病を癒やすキリスト』 (1660) 。

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百科事典マイペディアの解説

ベリオ

イタリアの作曲家。リグリア州のオネリアにオルガン奏者の子として生まれ,第2次世界大戦中はパルチザンに参加。ミラノ音楽院を卒業後,ダラピッコラに教えを受ける。1950年,米国のソプラノ歌手キャシー・バーベリアンCathy Berberian〔1925-1983〕と結婚(−1966年)。1955年,マデルナとともにミラノのイタリア放送協会に電子音楽スタジオを開設。1959年まで所長を務めるとともに,女声と電子音のための《テーマ:ジョイス礼賛》(1958年)などで電子音楽のパイオニアとなる。以後,バーベリアンの協力を得て言語音や声を素材にした声楽作品で独自の探究を進め,女声と室内楽のための《サークルズ》(1961年,詩カミングズ),コラージュ技法を用いた代表作《シンフォニア》(1969年)などを発表。1963年−1972年は米国を拠点に活動し,1977年−1980年にはパリのIRCAM(ブーレーズ)の音響部門の責任者を務めた。ほかに,声と器楽のための《コーロ》(1976年,詩ネルーダほか),独奏楽器のための《セクエンツァ》のシリーズなどがあり,1970年代以降は旧来のオペラを換骨奪胎した舞台作品,《耳をすましている王様》(1984年),スカラ座の委嘱による《ウーティス》(1996年)などが話題を呼んだ。→ブリュッヘン/S.ライヒ
→関連項目偶然性の音楽ホリガーミルバ

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世界大百科事典 第2版の解説

ベリオ【Charles Auguste de Bériot】

1802‐70
ベルギーのバイオリン奏者,作曲家。18歳のときパリでビオッティの推薦により,P.バイヨに師事した。ビオッティ,バイヨらの厳格なスタイルを脱し,パガニーニの華麗な技巧を取り入れた優雅でロマン的な演奏様式を確立した。高名な弟子としてはビュータンがいる。その演奏スタイルを受け継いだフランス,ベルギーの優れたバイオリン奏者の系譜は〈近代フランス・ベルギー楽派〉とも呼ばれ,19世紀におけるバイオリン演奏の主要な流れを形成している。

ベリオ【Luciano Berio】

1925‐2003
イタリアの作曲家。1950年ミラノ音楽院卒業後渡米,タングルウッド(マサチューセッツ州)のバークシャー音楽センターでL.ダラピッコラに十二音技法を学ぶ。帰国後K.シュトックハウゼンB.マデルナと知り合い,ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習に参加。またミラノのイタリア放送協会に電子音楽スタジオを設立するために尽力,55年設立後61年まで所長を務めた。63年再度渡米,65‐71年ジュリアード音楽学校で教え,かたわら現代音楽のためのジュリアード・アンサンブルを組織した。

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大辞林 第三版の解説

ベリオ【Luciano Berio】

1925~2003) イタリアの作曲家。言語音や声に注目、電子音楽にも取り組む。代表作「テーマ―ジョイスへのオマージュ」「サークルズ」「シュマン」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベリオ
べりお
Luciano Berio
(1925―2003)

イタリアの作曲家。ノーノ、ブソッティとともに、第二次世界大戦後のイタリア前衛音楽を代表する。1955年、イタリア国営放送ミラノ局に設立された音声学スタジオのディレクターとなって以来、電子音楽やコンピュータ音楽への関心が高まる。同じ世代、ことに同じようにダルムシュタット夏期音楽講座で活躍し、比較されることの多いブーレーズ、シュトックハウゼンに比べると、調性を忌避しないところに特徴がみられ、『シンフォニア』Sinfonia(1968)のようにドビュッシーやマーラーの古典交響曲をコラージュしたような作品もある。代表作に女声と電子音のための『テーマ・ジョイス頌(しょう)』(1958)、室内楽曲シリーズ『セクエンツァ』第1番~第14番(1958~2002)、声楽曲『サークルズ』(1960)、劇作品『ラボリントゥス』(1965)、オペラ『真実の物語』(1982)、管弦楽曲『フォルマツィオーニ』(1987)、オペラ『場所のニュース』(1999)などがある。指揮や演出も手がける。[細川周平]
『武満徹著『歌の翼、言葉の杖――武満徹対談集』(1993・ティビーエス・ブリタニカ) ▽デヴィッド・オズモンド・スミス著、松平頼暁訳『ベリオ――現代音楽の航海者』(1998・青土社) ▽山下史路著『イタリアの今を創るマニーフィコ(すごい人)たち』(2001・JTB) ▽Luciano Berio, Two Interviews(1989, Marion Boyars)』

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世界大百科事典内のベリオの言及

【イタリア音楽】より


[現代]
 第2次世界大戦後,今日においてもイタリアは,世界の諸国の中でももっとも音楽的な国のひとつとして知られている。L.ベリオをはじめとするシリアス音楽の作曲家たちは,もっとも前衛的な創作活動の一翼を担い続けてきた。イタリアの楽界はまた,スカラ座をはじめとする諸劇場におけるオペラの上演や,イタリア放送協会のオーケストラなどの演奏に,高い水準を示しており,ピアノのM.ポリーニらをはじめとして,名演奏家にも事欠かない。…

※「ベリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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