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ミレニアル世代 ミレニアルセダイ

デジタル大辞泉の解説

ミレニアル‐せだい【ミレニアル世代】

《millennialは、千年紀の、の意》米国で、2000年代に成人あるいは社会人になる世代。1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、ベビーブーマーの子世代にあたるY世代デジタルネイティブと呼ばれる世代と重なる。インターネットが普及した環境で育った最初の世代で、情報リテラシーに優れ、自己中心的であるが、他者の多様な価値観を受け入れ、仲間とのつながりを大切にする傾向があるとされる。M世代新世紀世代ミレニアルズ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミレニアル世代
みれにあるせだい
millennial generation

アメリカで、2000年代の初頭に成年期を迎えた世代のことをいう。M世代、ミレニアルズMillennialsともよばれる(ミレニアルは「千年紀の」の意)。初めてのデジタルネイティブ世代であり、金融危機や格差の拡大、気候変動問題などが深刻化する厳しい社会情勢のなかで育ったことから、過去の世代とは異なる価値観や経済感覚、職業観などを有する。明確な定義はないが、シンク・タンクのピュー・リサーチ・センターPew Research Center(ワシントン)は2014年に、ミレニアル世代は1981年から1996年に生まれた人々で、その人口はアメリカ全体の約2割、7000万人以上に上ると発表している。
 この世代の特徴として、次の点があげられる。アメリカのこれまでのどの世代と比べても白人人口が少ない。また、2000年代初頭のIT(情報技術)バブル崩壊や2008年のリーマン・ショックを端緒とした金融危機など、厳しい経済環境のあおりを若年期に大きく受けている。そのため、30代なかばまでの若年期に失業率が高く、平均初婚年齢や親との同居率がアメリカの歴史上でもっとも高い。一方、10代のころから、恵まれた情報通信や急速に普及したデジタル機器の恩恵を受け、欲しい情報を瞬時に得られる環境やオンラインショッピングなどが続々と整備されるなかで育った。また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じ、友人との共感を重視したコミュニケーションが定着しており、ものよりも経験や体験、他人の共感や評価を重視する意識が強い。
 経済界や流通関係者などには、今後こうしたミレニアル世代特有の価値観が、世界中で影響を強めるのではないかとみる人が多く、シェアリング・エコノミーやネットメディアの台頭はその一例としてとらえられている。2016年に行われたアメリカ大統領選挙で、民主党のヒラリー・クリントン候補を脅かしたサンダース旋風(「政治革命」を唱えた左派上院議員サンダースBernie Sanders、1941― の熱烈な支持者が巻き起こしたムーブメント)の立役者は、ミレニアル世代であったといわれている。2030年代なかばには、ミレニアル世代に属するすべての人が40歳を超え、社会の中核を形成することから、大きな社会現象を呼び起こし、社会の新たな潮流を形づくる可能性がある。[編集部]

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