コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ムハーシビー ムハーシビー al-Muḥāsibī

3件 の用語解説(ムハーシビーの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムハーシビー
ムハーシビー
al-Muḥāsibī

[生]781頃.バスラ
[没]857. バグダード
イスラム神秘主義者ムハーシビーあだ名で,ムハーサバ (監視) という言葉に由来している。自己の魂に対する省察を徹底し,煩悩の根源である自我に対して監視を怠らなかったため,このあだ名がつけられた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ムハーシビー【al‐Muḥāsibī】

781‐857
イスラム神秘主義者。バスラに生まれ,バグダードで没。初期イスラム禁欲的神秘主義運動の修行法を整理し理論化し,ジュナイドらの弟子を養成した。彼は自己の体験した法悦境murāqaba(至高の瞑想境)を達成するための霊魂の鍛練浄化の方法を定めた。霊魂の日常の働きを厳しく監視し,神の観照に障害となる邪念の有無を常に審問muḥāsabaしたのでムハーシビーとあだ名された。主著は《霊魂統御法》。【松本 耿郎】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ムハーシビー
むはーしびー
rith b. Asad al-Muhsib
(781―857)

初期のスーフィー(イスラム神秘主義者)。バスラに生まれ、バグダードで活躍しそこで没した。神学を学び、その方法論をスーフィズムに持ち込んだために、保守的なハンバル派から攻撃された。自己の魂を厳しく監視し、不断の「反省」(ムハーサバ)を行ったので、「反省する人」(ムハーシビー)の名がついた。また神のためには、最悪の試練にも喜んで耐えねばならないと唱え、死を真の信仰の試金石とみなした。スーフィーの内面生活の手引として書かれた『霊魂修養法』(キターブ・アルリアーヤ)は、のちにガザーリーシャージリー教団に影響を与えた。[竹下政孝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ムハーシビーの関連キーワードジュナイドスーフィービスターミーラービア汎イスラム主義ハッラージュタムグルートイスラム神秘主義マシニョンイスラム神秘主義教団

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone