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メル Mell, Max

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メル
Mell, Max

[生]1882.11.10. マールブルク
[没]1971.12.13. ウィーン
オーストリアの劇作家,小説家。ウィーン大学卒業後,ホーフマンスタールやリルケの影響を受けて創作に専念。『使教徒』 Das Apostelspiel (1922) が最も有名。キリスト教の愛の観念が基調となっている。2部作『ニーベルンゲンの災厄』 Der Nibelungen Not (51) など伝説,歴史に取材した戯曲のほかに,詩,散文もある。

メル
mel

音の高さの感じを表わす単位。記号は mel。正常な聴者が 1kHz,40dBの純音を聞いたときの高さの感じを 1000melとし,その n倍と感じられる高さを 1000nmelとする。メル数は感覚的な量であって,一般に振動数とは比例しない。単位名はラテン語のメロディア (旋律) に由来する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メル
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Max Mell
(1882―1971)

オーストリアの劇作家。ウィーン生まれ。ウィーン大学卒業後ほぼ生涯にわたり、小説、戯曲、詩を書き続ける。第一次世界大戦に従軍。初期の作品に『ラテン物語』(1904)、『夢の三女神』(1907)がある。ナチスの「血と土」の思想を、第二次大戦後は追放するが、本来が血縁と大地の結び付きをたいせつにするオーストリアの風土は、メルの作品(とくに詩)になお色濃く保存される。ホフマンスタールと親交、その影響を受ける。三部作の使徒劇(1922~27)では、不信心の真実追究者が最後には人間自身の内に神聖が宿ることを信じるヒューマニストになる過程が描かれる。1940年『祖先の劇』(1936)がナチスに禁じられ、51年まで沈黙。ほかに戯曲『ニーベルンゲンの災厄』(1951)、『ジャンヌ・ダルク』(1956)、『パラツェルズス』(1964)などがある。[横田ちゑ]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のメルの言及

【ハル】より

…能楽囃子や歌舞伎・長唄囃子の鼓や太鼓でも,空気が乾燥して音が高くなった結果,深味のない音色として感じとられたときに,ハッているという。これらの楽器のハルはメルに対する。三味線音楽でも浄瑠璃には,それとは別にフシの名称としてのハルがある。…

※「メル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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