ラプラース

精選版 日本国語大辞典 「ラプラース」の意味・読み・例文・類語

ラプラース

(Pierre Simon Marquis de Laplace ピエール=シモン=マルキ=ド━) フランスの数学者天文学者ラグランジュとともに学界双璧といわれ、一八世紀後半の天体力学の黄金時代を展開した。また、数学的物理学の近代的一派の創立者。万有引力理論とその太陽系への応用が顕著な仕事。星雲説を提唱し、宇宙創造にも論及。数学でも前人未踏の域を開いた。著「天体力学」「確率の解析的理論」。(一七四九‐一八二七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ラプラース」の解説

ラプラース
Pierre Simon Laplace

1749〜1827
フランスの数学者・天文学者
天体の運行研究して,ニュートン以来の天体力学を集成し発展させた。「カント・ラプラース説」といわれる星雲説を展開。確率論・微分方程式論などの研究もある。ナポレオン1世に厚遇され内務大臣侯爵になったが,1814年その退位に賛成し,翌年新政府のもと貴族院議員となったため,政治的には無節操と評された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android