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ラホール Lahore

翻訳|Lahore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラホール
Lahore

パキスタン北東部,パンジャブ州州都同国第2の都市。インド国境から 12km,ラビ川東岸に位置する。1~2世紀頃に建設されたといわれるが,西南アジアとインドを結ぶ交通路の要衝として,北インド,アフガニスタンの諸勢力の争奪が繰返された。ムガル帝国時代には,皇族の居所となって最盛期を迎え,多数の壮麗な建造物で飾られた。シク王国領時代には,その王都となり,イギリス領となってからはパンジャブ州の州都。独立後 1955~59年には首都。同国鉄道網の要地で,国際空港もあり,商業,金融の一大中心となっている。また綿紡績を中心に製鉄,製鋼,製靴,ゴムなどの工業がある。伝統的な金銀細工でも知られる。同国で最古,最大のパンジャブ大学 (1882) があるほか,中等・高等教育機関が集中。ラホール博物館 (1894) もある。インド,カシミールに近いことから,同国最大の軍事基地がおかれている。人口 295万 2689 (1981) 。

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百科事典マイペディアの解説

ラホール

パキスタン北東部の都市。インダス川支流のラービー川河畔に位置し,パキスタン最大の文化・学術都市。インドへの交通の要地で,商業の中心。映画産業が盛ん。11―12世紀ガズナ朝,ゴール朝の主都。
→関連項目パンジャーブ

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世界大百科事典 第2版の解説

ラホール【Lahore】

パキスタン北東端,パンジャーブ州の州都。人口320万(1991)。パンジャーブ五河の一つラービー川南岸近くに位置する。《ラーマーヤナ》の英雄ラーマの息子ラバにより建設され,地名は彼にちなむラーハーバールに由来するという伝承がある。しかし史料に最初に現れるのは,1021年にガズナ朝のマフムードがここを奪取したときである。彼に仕えて征服に同行した科学者ビールーニーは〈イラーバ東岸のラウハバールの都〉と記している。

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大辞林 第三版の解説

ラホール【Lahore】

パキスタン北東部、インド国境に近い都市。ムガル帝国時代からパンジャブ地方の中心都市。金銀細工などの伝統工芸で名高い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラホール
らほーる
Lahore

パキスタン北東部、インドとの国境にある古都。パンジャーブ州の州都で、パキスタンの学術、文化の中心地である。人口506万3499(1998)。起源は伝承では『ラーマーヤナ』にまでさかのぼるが、都市として発達し始めるのは1021年にガズナ朝のマフムードがこの地を占領してからである。以後、諸王朝のパンジャーブ地方支配の拠点となり、とりわけムガル帝国の下で繁栄し、1566年ごろには、周濠(しゅうごう)を備えた高さ9メートルの市壁に囲まれ、12の市門をもつ都市となった。現在の旧市は当時のおもかげを残し、旧市の北端にある王城は、ムガル帝国のアクバル、ジャハーンギール、シャー・ジャハーンの3代の皇帝により建設された壮麗な宮殿をもつ。王城の西にはアウランゼーブ帝時代につくられた世界有数の規模をもつバードシャーヒ・モスクがある。ムガル帝国の衰退後は、ここを首都としてシク王国が興ったが、1849年の敗戦によりイギリス領となった。イギリス領時代には、旧市の南方に州庁、大学などのインド・サラセン様式の公共建造物が建ち並ぶ新市や、東方には広大な兵営地区が建設された。独立後は新市と兵営地区の周辺に住宅地が広がり、工業団地も計画的につくられ、繊維、電気、化学、機械などの諸工業が立地している。1940年にはパキスタン建国の礎(いしずえ)となったラホール決議を採択したインド・ムスリム連盟大会が開かれ、それを記念して王城北方のイクバル公園には「パキスタンの光塔」が建設されている。[応地利明]

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